教育を見える化する。
従来の学習塾での指導は、やもすれば講師の直観や経験則のみでお子様の特性を判断しておりましたが、ひのき塾では、膨大なデータに基づく学術的な根拠(認知心理学)から、お子様の個性を数値化するシステムを導入する事になりました。これを「教育検査」といいます。
勉強ができる子と伸び悩む子は何が違うのでしょうか?
その違いを可視化するために良く用いられるものは、「IQ(頭の知能指数)」です。これは、生まれ持った能力という一面があり、10歳前後で完成するという説もあります。
IQに対し、近年注目されているのが「EQ(心の知能指数)」といわれるものです。これは、後天的な努力で向上させることができ、学力を引き上げる要因として重要な役割をはたしております。
もちろん、EQは個々人によって異なるため、始めに「見える化」することが大切になってきます。この「見える化」を「教育検査」が担います。ひのき塾では、サイコロジカルメソッドの一環として、「教育検査」を塾生全員に実施します。
一人一人の個性を「見える化」することで、より一人一人にコミットした指導が実践できます。
確実に学力を向上させて行くことができます。
教育検査の項目
知覚推理 (IQ) 物事を多角的にみることができるか。
外向性 (EQ) 他者や社会と積極的に関われるか。
協調性 (EQ) 他人に対して利他的で寛容的であるか。
勤勉性 (EQ) 責任感をもち、自分を律することができるか。
情緒安定性(EQ) 気持ちが落ち着いており、苦しいと感じにくいか。
知性 (EQ) 知的好奇心(積極的に新しい事や自分と異なる考えを受け入れる。)
GRIT (EQ) 目標に対し、長期的に努力を継続できるか。
分析について
たとえば、次のように「教育検査」結果の出た生徒がいます。この生徒はどのような子なのでしょうか。
「知覚推理」が高く頭の良い子であることがうかがえますが、学校の成績が良くありません。理由は宿題や提出物ができておらず、テスト前の学習もおろそかになっているからです。この辺りが、GRITや勤勉性に表れています。また、情緒安定性が高いので、現状に不安を抱いていないということもあります。
対策
「外向性」が高くコミュニケーションが取りやすい生徒なので、塾に来てもらい、一定の管理下で自習する習慣を身に付けることで、GRITを高めます。そして、宿題、提出物、テスト勉強などをこなせるように促すことで、成績の向上を図ります。