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 【王寺教室】24ー① リズムを作る1ヶ月 王寺 教室

2024.04.17 お知らせ

春期講習も終わり、来週からは学校も始まっていきます。新しいクラス、新しい学校、新しい環境。新学期の最初は普段通りに過ごしているようで、新しい環境に気が付かないうちに体が疲労をためていることもあります。しっかりと食事・睡眠をとって体調を整えていきましょう。

さて今回は、ここから受験までにどのようにして「知識」を定着させていくか、について少し書いていきたいと思います。教室ブログでも過去に取り扱った内容とも重複するかもしれません。改めて確認、そして行動へ移すためにも確認していきましょう。

・「エビングハウスの忘却曲線」 人間は「忘れる生き物」ということを理解する。

人間は忘れる生き物です。生きていく上ではこの特性は非常に都合がいいです。いつまでも悲しみを引きずることもありません。しかし、勉強をする、知識を定着させる、という面では非常に厄介です。そのため、知識を定着させるためには「反復練習」が必要となってきます。授業で習ったことは1時間後には半分近く忘れています。次の日には4分の1程度しか記憶にありません。しかし、脳の記憶の中にはちゃんと保管されています。それを「早く引き出す」ためにも反復することで定着させていかなければいけません。そして、ただ「覚える」というのは難しいので、「関連付けて」覚える必要があります。これは「語呂合わせ」でも何か他の関連する内容であってもいいです。

・定期テスト/単元テストまでにしておくこと

①1週間前の段階で提出物(ワーク)は終わらせておく。/小学生であれば単元テストの演習を徹底する。

よく中学生が、「テスト範囲が出ていないからわかりません」と言いますが、1年生であれば入学してから今まで学校で習っている範囲がテスト範囲であり、2年生・3年生であれば前年度の3学期の定期テストが終わってから学校で習っている範囲がテスト範囲になります。「テスト範囲が出ていないからわからない」というのは、勉強をしたくないための言い訳にしかなりません。定期テストで高得点をとる子達はテスト範囲が出ていないときから日々の積み重ねをしっかりとやっています。もちろんこれは、日々の小テスト、単元テストでも同様です。習っている内容が数値を変えて、質問を少し変えてテストでは出てくる。そういう意識をもって授業にも臨みましょう。

②目標点数を決める

「次のテストでは何点とるのか」具体的な目標を決める必要があります。何の目的もなしに漠然と勉強をしたところで中途半端な点数しか取れません。5教科で何点取るのか、各教科で何点取るのか、そのためにはどのような勉強をする必要があるのか、これらを明確にする必要があります。これは中学生だけでなく中学受験を控える小学5年生・6年生も同様です。次の単元テストで合格するためには、何をしなければならないのか、ということをしっかりと考えて勉強をする必要があります。

ただ問題を解くだけでは意味がない

1回目に正解だった問題は2回目でする必要はありません。2回目でするのは、1回目にできなかった問題です。3回目は2回目に正解できなかった問題です。3回目ぐらいになると問題も覚えてきます。最後は赤シートなど短時間で確認できるもの、となります。よく赤シートを使って暗記しようとする子達がいますが、順番を間違うとテストの時に全く覚えていないということがあります。赤シートで見て確認するのは最後です。それまでは解いて覚える、書いて覚えるが基本です。

受験に向けての勉強サイクルを作るためにも日々の取り組みの確立が必要です。この1ヶ月でサイクルを確立できれば、GWでも習慣として実行できてきます。日々の生活の一部に「勉強をする」という時間を組み込んで受験に臨みましょう。日々の積み重ねが大事です。

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