夏は受験の天王山 ——夏期講習に向けて
早いもので、2022年も半分が過ぎました。
梅雨に入ると、じめじめして蒸し暑い日々が続きますね。7月~8月はさらに気温が上がります。ほんとうに日本の夏は高温多湿で過ごしにくいものです。でもその代わりに、学校などは長期休みに入ります。その夏休みこそ、苦手なところを復習する絶好の機会でもあります。
よく、夏は「受験の天王山」であると言われます。天王山とは、かの豊臣秀吉が明智光秀と覇権をかけて戦ったことから、「勝敗の分かれ目」「ここ一番の負けられない戦い」という意味として使われています。夏休みの過ごし方で、今後の受験までの勉強の取り組み方も大きく変わってきます。正しい方向性で十分な努力を継続するため、ひのき塾では夏期講習を実施いたします。
基本的に夏期講習では遡行学習を行います。受験を控えている小学6年生や中学3年生はもちろんのこと、他の学年の皆さんも、わからなかったところを明確にし、夏期講習会でぜひ克服できるようにしていきましょう。
今月の教育コラム
「速さとていねいさ、どちらをとるか」
皆さんは、宿題を早く終わらせて、自分の時間を確保したいといつも考えていることだと思います。勉強の効率を求めるあまり、速く解くこと一辺倒になっていませんか?しかし、実は「ていねい」に読み書きすることで、勉強の効率は確実に上がります。
例えば、問題を解いていて途中あやふやな所があったけれど、一応答えはあっていたとします。よくあることだと思います。
けれどここで「ま、いいか」と確認を怠る。そうすると次に同じ問題が出てきたとき、はたして正解できるでしょうか。きちんと確認し、納得して覚えれば、次はほぼ100%正解できるでしょう。実力というものはこうして積みあがっていくものです。
それから、字が汚いとノートを読み返すのが辛くなります。ていねいに書いて読み返しやすくしておくといいことがあります。それは、一度書いたことを思い出すという作業は、初めての時に比べて、とても効率的に身に着けることができるということです。
「速さ」を鍛えるつもりで走り書きをしている人もいるでしょう。もちろんそれも大切ですが、一流のスポーツ選手でさえ、ゆっくり動いて体のフォームを確認することがあるのです。きちんと形を完成させてから、それを速くできるようにするよう心がけてほしいと思います。
ひのき塾の取り組みの中に、小学6年生の表現算数でおこなっている「スピード」という取り組みがあります。求められるものは、「速さ」と「ていねいさ」の二刀流です。スピードと精度を鍛えられるよう、毎回真剣に取り組みましょう。
入塾説明会 7月9日(土)10時から12時まで
奈良女子大附中 そっくり模試 7月10日(日)
夏期講習 7月20日スタート