場所を変えると集中力も変わる――自習室のすすめ

新学年を迎え、そろそろ新しい環境にも慣れてきたことかと思います。

勉強に関しても、新しい単元に入ったり、受講教科が増えたりして、宿題は小テストの勉強がおろそかになってはいないでしょうか。

一般に、勉強する場所は自宅よりも外のほうが良いと言われています。外で勉強をする場合、「まわりの目」というものがあるからです。

これが皆さんに与えてくれるのが「緊張感」。適度な緊張感は、扁桃体という部分を活性化させ、海馬の記憶力が上がり、集中力も増すそうです。

まわりの目がある状態では、寝ころびながら本を読まないように、たとえリラックスしているようでも、自宅よりも緊張感が生まれます。そのような緊張感のなかに身を置けることが、自宅以外で勉強をすることのメリットです。同じ勉強時間でも、得られる成果が大きくなることが期待されます。

そこで、塾の自習を推奨しております。塾では、自分と同じ中学受験に向けての勉強や定期テストで高得点を目指している人が勉強しています。すると、そういった環境に感化されて、「自分も頑張ろう！」という気になるはず。

そのほか自宅以外で勉強することのメリットとして、場所を変えることによる海馬の活性化があります。海馬とは、記憶を司る部分で、この部位には場所ニューロンというものがあり、場所を移動することにより活性化するといわれています。

今後も、積極的に塾の施設を活用してほしいと思います。授業時間外ならば、講師も対応いたします。わからないところを放っておいたり、できていない宿題を直前まで放置したりはせず、質問する習慣をつけていきましょう。成績を上げるために、塾も講師もどんどん使っていってください。一同、お待ちしております！