ひのき塾のサイコロジカルメソッドとは、教育心理学や実験心理学で得られたことを日々の学習指導に活かしていこうという取り組みです。今後定期的に我々の活動をご報告して参ります。
みなさんは、メタ認知という言葉をご存じでしょうか。心理学の世界で良く用いられる言葉なのですが、
「認知のための認知」と言われるものです。でも、これではよくわからないですよね。
「自分の感情や行動を、もう一人の自分が冷静にコントロールする力」と私自身は理解しています。
私は、いままで多くの生徒との出会いを体験してきましたが、
成績を伸ばしてくる生徒は、一様に、この「メタ認知力」が高かったように記憶しています。
メタ認知の高い生徒は、計画を立てることがうまく、ある程度自己管理ができるため、計画を実行に移すことができます。強いて勉めるということができるのです。
ならば、成績を上げるには、メタ認知を高めていけば良いのではないだろうか・・・と考えたのが、サイコロジカルメソッドに取り組むきっかけとなりました。
メタ認知は日常の生活の中でも高めていくことができます。それは、後片付けや整理整頓、挨拶など昔から大切とされていることしっかり習慣化していくことなのですが、まずはメタ認知という存在を理解し、それを意識した行動を心がけることで大きく変化してくるのです。
先日、中学3年生にメタ認知の話をしたときに予想以上に興味を示してくれました。
効率の良い勉強のやり方とは・・・
メタ認知を意識することから初めて行くと良いのではないでしょうか。