GRIT(グリット)
という言葉に私が出会ったのは、先日、過去のTED(海外の情報番組)を見ているときで、心理学者の
アンジェラ・リー・ダックワーク
という女性が、その場で何度も使用していました。もともとニューヨークで中学1年生に数学を教えていたアンジェラは、生徒のIQと成績が比例しないことに気付き、どんな生徒であっても時間をかけて取り組めば必ずできるようになるという確信を得ます。
その後、彼女は、心理学者と転身し様々な検証を行います。そしてどのような分野の人であっても成功している人全てに共通する性格があることに気づきました。
それは、高学歴やIQの高さ、外見の良さや身体的能力の高さなどではありませんでした。
それが「グリット」だったのです。
この「グリット」という言葉には、そもそも「勇気」「闘志」「根性」などの意味の他に「歯を食いしばる」という意味もあり、そこから
「どんな困難な状況下にあっても
諦めずにやり遂げる力」
という一種のスキルのような意味合いが込められているそうです。
この「やり遂げる力」が成功者に共通していたのです。
「グリット」を今回のブログテーマにしたのには理由があります。
それは、先日、高校3年生のNくんと話していたとき、
「なるほど」と思えることがあったからです。
Nくんは奈良教室が開校したときから通ってくれており、いわば「ひのき塾奈良教室一期生」なので、中学3年生のときの状況やその苦労を見てきました。
そのNくんが高校生になってから今まで続けてきたことが
「テストの点数に関係なく、単元が理解できるまで何度も解く」
ということでした。
失敗をしてもそこから何かを学び、何度でもやり直す姿勢。
これこそ、後輩のみなさんに見習ってほしい所だと思います。
私たちが住む日本にも
「石の上にも三年」や「積土成山」
のように、我慢をしていく大切さ表す言葉があります。
感動合格という成功を成し遂げるために「グリット」を念頭に置き頑張ることが大切です。
それは、生徒だけで無く、我々教員も同じです。
ひのき塾ならではの「グリット」。
生徒と一体になって頑張っていきます。
ご期待下さい。