自分の夢・進路は受験ですべて決まるわけではありません。
第一志望校、第二志望校、場合によっては考えてもいなかった進学先になったり、など当初考えていた志望校とは全く違うところへ進学したという場合もあります。しかし、そこへ進学した結果、「将来の夢を発見できた」、「叶えることができた」、ということだってあります。それは受験をしたからこそであり、受験をしていなかったらその結果にもなっていません。同じ後悔なら、「した後悔」のほうがいい、というぐらいに「○○できなかった」というのは印象に残ります。やりきった結果、後悔がないのであれば、合格・不合格に関わらず、非常に「良い時間」を過ごせた、そしてそれは自分の人生の「糧」になります。結果だけ見たら、あるいは、進学先だけ見たら当初描いていたものとは違っているかもしれません。しかし、数年後に結果として出たときに、「あの時、この学校に行ったことはよかった」と思えるように進んだ先でも精一杯頑張ってほしいです。
合格体験記⑤ H・Rさん 将来の夢:獣医 合格:奈良学園中 出身:I小学校
私は、4年生のときに入塾しました。多くの塾がある中でひのき塾を選んだ理由は、国立中学受験に強い塾だったからです。また、王寺教室の先生は優しそうでなんでも相談できそうな雰囲気だったのもあります。
体調を崩しやすかった私は、塾の授業を休んだり、オンラインで受講したりと宿題も終わらない時もあり、それでも宿題だけでもと思って余計に寝不足になってしまうなど悪循環に陥ることもありました。そのことで塾の先生に相談することもありましたが、「まずはできたところまででいいから見せにきてごらん」と言われたので、できる範囲で少しずつ宿題をこなしていきました。また、相談したときに、「受験が受けられなかった」というが一番後悔するので、生活面でも宿題と並行して優先順位を決める際にもアドバイスをいただきました。
6年生の夏合宿では、体調を崩しながらも別室での受験など、可能な範囲で頑張り、テストでも10位以内に貼ることができました。しかし、秋以降の模擬試験ではなかなか思うような結果が出せず、成績も伸び悩んでいました。それでも「合格したい」という強い気持ちで必死に勉強しました。
試験直前の勉強の方法は過去問を中心に取り組みました。練習を本番のように、本番を練習のようにできるために、本番の試験の時間に合わせて過去問を解きました。そして試験本番の日を迎えました。受験校の前で塾の先生に応援してもらいとても心強かったです。2次試験までに2日空くので、その間も試験の感覚を鈍らせないように、奈良学園も受けました。国立の2次試験は手応えがいまいちで合格発表までがとても不安でした。結果は不合格でしたが、全力を出し切っての結果だったので悔いはありません。また、入学を決めた奈良学園は、家からも近くきれいな学校なので安心です。私立なので公立や国立とはまた違いますが、中学校でも頑張りたいと思います。
最後に、これまで塾の送り迎えやお弁当を作ってくれてサポートしてくれた両親、そして勉強面だけではなく精神面でも支えてくれた先生、みなさんのおかげで勝ち取った合格だと思います。本当にありがとうございました。
教室担当より:
本人も書いているように、入試を終えるまで体調面は非常に心配でした。小学生で受験をするとなるとやはり時間的なゆとりというものが、受験をしない子たちに比べてかなり制限されます。その中でストレスもあったり、思うように休めなかったり、…というのはあったと思います。6年の2学期には精神的にもまいっていたように感じましたが、そこから教科担当の先生たちのアドバイスもあり、最後はしっかりと自分自身で立て直し、自習、過去問演習ととこなしたのは素晴らしいことです。国立中の受験結果については悔しい結果となってしまいましたが、私立中に進学して夢へ向かって頑張ってほしいです。合格おめでとう!