自分ごとにとらえるようになることで、勉強の必要性をより感じます。
親の影響もあって受験を始めた人もいれば、自分自身で受験を決めた、という人もいると思います。そのどちらであっても、いつの間にか「自分のために」勉強をしていると思います。勉強というのは自分のためにするようになると、今まで気づかなかったことにも気づくようになり、新たな発見が生まれ、そこからさらに「学ぼう」「知ろう」という思いへとつながります。「受験をさせられる」、から、自分から行きたい中学・高校に行くために「勉強をする」という気持ちの変容が受験でいい結果を引き寄せることにもつながります。
合格体験記➃
🌸大阪教育大学附属天王寺中合格 S・Iさん 将来の夢:細胞学者
私のひのき塾に通う生活が始まったのは3年生の終わりごりになります。塾に通うきっかけになったのは、母が国立中学校に通っていたこともあって、私にも受験をすすめたそうです。
塾に通い始めてから4年生の間は、塾になれるために受講教科も国語と算数の2教科のみの受講でした。算数の担当の先生は、宿題が多く、当時はとてもとても大変でしたが、今になって思うと5・6年生に備えてのことだと気づかされました。この頃から、志望校を天王寺中にすることを決めました。
5年生になって、国語と算数に加えて、理科と社会も受けるようになり大変さがさらに増しました。それでも楽しく塾に通おうと思えたのは、わかりやすく例えを交えながらの授業をしてくれた理科の先生のおかげもあります。理科の先生が教えてくれたごろ合わせは今でも忘れません。また、8月には合宿にも参加しました。3泊4日で行われた合宿は、勉強だけでなくイベントもあります。合宿中のイベントの中のカレー作りでは、ただカレーを作るだけではなく、「火おこしの方法」や「火が消えないようにする工夫」も学べ、入試にもつながる体験をすることもできました。また、3日目の夜の「星座観察」も同様で、授業だけの知識だったものが、実体験として、そして普段は体験できない状況での体験として経験することができ、印象にも強く残りました。
6年生になり、算数の内容が難しくなっていき、苦手の社会も歴史分野になって覚える量も増え苦手意識が強くなりました。それでも、算数の担当の先生は、わからないもんだいがあればわかるまでしっかりと教えてくれ、社会の先生は自作のプリントに加え、わかりやすく構造的な板書で授業をしてくれたので、苦手だった歴史も少しずつ覚えていく中でつながりもできていくようになりました。また、国語の先生は、物語の人物の心情がわかりづらいときに、登場人物の絵を描いてくださり、イメージしやすかったです。
また、日曜日に開講しているサンデートレーニングも受講して受験に備えました。サンデートレーニングでは、普段一緒に授業を受けることがない他の教室の子も郡山教室に来ます。入試でのライバルにもなるので、より一層緊張感をもって授業を受けることができました。入試直前には特訓もあり、先生一人一人から応援メッセージもいただきました。
入試本番の日には、直前に要点チェックがあり、友達とも確認しながら受験会場へ向かったので思っていたよりも緊張しませんでした。2次試験の直前も同じように直前で要点チェックがあったので、いつも通りで緊張することなく受験を終えることができました。そして、無事に天王寺中に合格することができました。
合格するまでに、家族や多くの塾の先生のサポートがなければ合格することはできなかったと思います。送り迎えやお弁当を作ってくれた父や母、祖父母、授業をしてくださった先生、ありがとうございました。
〈教室担当より〉
個人的に…ですが、今年の6年生の中では一番手がかかったような気がします(笑)。入塾から受験まで大変な3年間でした…ね。3年間で頂点からどん底までいろんな経験をしたと思います。苦手分野から逃げた時期もありましたが、しっかりと現状の自分と受験までに必要な勉強をしっかりと理解し、向き合って取り組んでいった結果だと思います。この経験はこれからの人生の中で必ず生きてきます。自分の夢をかなえる才能をもっているので、ぜひ夢をかなえてください。そして、「合格おめでとう」。どの学年にも言えますが、良いときと悪いときは必ず受験までにやってきます。あの時はよかったのに……と感じることはもちろんありますが、それはそれで過去のこと、と割り切るのも必要です。現実を見て、今自分がすべきことをしっかりと把握するのが大事です。