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大阪教育大学附属天王寺中学校

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和7年度入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

まず昨年の大阪教育大附属天王寺中学校入試を振り返ってみたいと思います。ここ2.3年の際立った特徴として男女の競争倍率の接近があげられると思います。

国立中学校と言えば、「男子より女子の方が難しい。」といったイメージを持たれる方も多いと思います。もともと連絡進学(内部進学)の合格者は男子より女子の方が多く、その反動で一般入試の募集人数は、男子より女子の方が少なくなります。ところが受験者数は圧倒的に女子の方が多いため、競争倍率の男女差が大きく開くといった仕組みでした。この如何ともし難かった状況に変化が見え始めてきたのがここ数年の特徴です。以下のグラフは、直近6年間の競争倍率の変化をまとめたものです。

令和4年入試では、1.98も開いていた差が翌年には0.35まで縮まり、令和6年度入試においては、その差が僅か0.04というほぼ誤差ともいえるものになっています。競争倍率から見える男女差はほぼなくなったと言える状況です。では、ここまでの急激な接近はなぜ起こったのでしょうか?直近6年間の受験者数と合格者数を男女別にまとめた次のグラフをご覧ください。

その理由は、女子の受験者(連絡進学も含め)の急激な減少です。昨年の女子の受験者は3年前の令和4年度入試の33%減となっており、減少幅の大きさを表しています。その理由がどこにあるのか難しいところですが、私立高校の授業料無償化による私立(特に大学附属)へのシフトが理由の一つではないかと考えられます。大学へのエスカレーターへの賛否は根強いものもあり、今後より戻しがあると思われますが、一過性のものではないようにも感じます。令和7年度入試に注目したいところです。

女子受験者数の減少は何をもたらしたのでしょうか?次はその点に注目したいと思います。

受験者が多くなれば難しくなり、少なくなれば易しくなる。これは、入試において単純な法則です。令和6年度入試における駸々堂テストの合否データを男女別にご確認ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

駸々堂の追跡は全員の成績を調べたものではないので、標本調査でのデータ分析となりますが、男子に比べて女子の方が明らかに易しかったと言える結果が出ています。令和7年入試の出願が12月2日(月)より始まりますが、女子の出願者数が令和6年度入試とほぼ同数で動くなら、受験予定の6年生女子にとっては合格の可能性が広がると言えます。ただ、附天中は受験者数や合格者数の発表を春先まで行わないので、受験者数の増減は、合格発表時の受験番号で推察するしかありません。

男子は、女子に比べて安定していると思います。少子化の影響で微減するのが普通と考えれば、若干の増減はあるものの受験者数を維持している点は人気の高さを表しています。令和7年度入試が急激に難しくなることは考えにくいですが手強い印象は否めません。

大教大附属天王寺中入試は、1次 120点満点  2次 210点満点 となっており、2次試験の教科横断型テスト+体育実技が大きなウエイトを占めることになります。そのテスト内容は他の私立入試とは大きく異なっており、対策は必須です。詳細は、ひのき塾発刊の「中学入試レポート」(非売品)にまとめてありますが、その一部をご紹介いたします。

【検査Ⅰ】

 

 

 

 

 

 

 

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和6年入試を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

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前回に引き続き、令和5年入試を振り返りたいと思います。ここ数年の受験者数の流れをご確認ください。

ここ数年の受験数の流れを端的に申し上げるとすると、男子は増加傾向にあり、女子は減少傾向にあるといえます。令和6年入試から体育実技が復活し配点も30点と少なくないことから、受験者数に影響を及ぼしそうです。次に競争倍率をご確認ください。

H.30年入試では、はっきりとしていた男女差が、かなり接近してきたことが分かります。R.4年入試で一端広がったのは、2次試験を検査入試に変更したことが大きく影響したためで、R.5年入試では、R.3年入試以上に接近しています。「国立と言えば女子が難しい」という定説がありますが、ここまで男女の倍率が接近してくると、男子の合格偏差値が女子を上回ることに繋がってきます。駸々堂テストに注目してみましょう。

男子の合格ボーダーゾーンは、偏差値60から62まで。女子の合格ボーダーゾーンは、偏差値58から60までと確認できます。駸々堂が出している合格の目安も男子63,女子61となっており、令和5年入試は明らかに男子の方が難しかった(女子が易しかった)といえます。この流れ通りに令和6年入試も動くのでしょうか?次回のブログでは、この辺りに踏み込みたいと思います。

 

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和6年度入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

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★附天中令和6年度入試を占う①★

附天中の令和6年度入試を占うにあたり、新しくなった2次入試の検査問題を分析したいと思います。検査問題となって2回目の入試を終え、出題方式も固定化されつつあります。問題内容や難易度はどうだったのか?先日行われた、ひのき塾主催の中学入試説明会の資料の一部をご紹介します。

【検査Ⅰ 概況と対策】

<令和4年度>

大問2構成

大問1 電気のはたらき(回路・電磁石など)

大問2 天気の変化

<令和5年度>

大問3構成

大問1 総合問題(物質の分類・歯車の問題など)

大問2 発芽と成長

大問3 工作に関する問題

<傾向>

一昨年度とは異なり、大問1・3で図工に関する問題が多く出題された。

大問1

(記号問題1題 記述問題1題 作図問題1題 計算問題2題)

自転車の部品と理科・算数・図工を絡めた問題が出題された。基本的な理科の知識を使う問題は1問のみで、表の読み取りや作図、比の利用など多岐に渡って出題されており、対策の難しい問題となっている。理科・算数の基本的な知識だけではなく、身の回りの物や現象などを普段から考えておくことが必要となる。

大問2

(語句問題3題 記述問題2題 作図(グラフ)問題1題)

ハツカダイコンの発芽についての問題が出題された。対照実験への理解と表の読み取りができれば解くことが出来る問題である。

大問3

(記号問題3題 記述問題2題)

いろいろな材料・道具を使った工作の問題が出題された。一昨年度にはなかった図工中心の問題に算数の考え方を盛り込んだ問題であった。げんのう(かなづち)の使い方や工作過程における様子を想像して解く問題など、傾向が大きく変わった印象を受ける。

<対策>

理科の範囲は依然多く出題に関わっているので、理科の知識は必須。また、表や図の読み取りや、表またはグラフの作成も必ず出題されており、練習量を増やす必要がある。

大問3のように図工中心の問題に関しては、対策が難しいと思われるが、学校の教科書をしっかり読んでおき、道具の使い方とその注意点などは覚えてから試験に臨むようにする。

 

【検査Ⅱ 社会(地理分野)傾向と対策】

(1)問題数、時間・配点

・令和4年実施入試問題(試験時間40分 配点70点)

大問数:2(大問1が地理分野、大問2が理科分野)

問題数:24(大問1が12問、大問2が12問)

※解答記入数で問題数を数えているため、過去問掲載数と一致しない場合がございます。

・令和5年実施入試問題(試験時間40分 配点70点)

大問数:2(大問1・2ともに理科・社会の融合問題。一部、家庭科の問題も出題)

問題数:26(大問1が12問、大問2が14問)

※解答記入数で問題数を数えているため、過去問掲載数と一致しない場合がございます。

なお、令和6年実施の入試問題に関しては、入試科目に体育が再採用される関係で、試験時間は変わらないが配点が70点から60点に変更となる。

(2)傾向と対策

①傾向

令和4年度入試より、試験の形式が従来の科目別から教科融合型の検査となり、社会の地理分野と理科が検査Ⅱで融合問題として出題されるようになった。また、令和5年度では、地理分野・理科に加えて家庭科に関する問題も出題されており、より一層融合問題の色合いが濃くなっている。私立中入試の適性検査型の問題に近くなったように思えるが、内容に関しては知識(用語など)を問う問題もでている。しかし、国立中に多い説明偏重の問題形式というわけではなく、知識・説明・作図などバランスのよい問題出題となっている。

②対策

―1 知識を問う問題に関して

従来通り塾のテキストや学校で使用している教科書、私立中学の過去問演習で対応可能ではあるが、細かい知識の記述は要求されていないので基本としておさえるべき用語しっかりと学習し定着していれば対応できる。

―2 説明を問う問題に関して

結果だけの記述ではなく、その過程(因果関係など)を説明していく必要がある。そのため、成立要因や結果につながる原因・事象、特に地理分野においては気候の特色であったりその土地の文化であったりが影響する場合もあるので、都道府県の大まかなイメージに加えて特色をおさえておく必要がある。

―3 資料読み取り問題に関して

資料から読み取るので、選択肢との照らし合わせが必要となってくる。問題に条件が書かれている(例:○○県のこととして など)場合は選択肢で明らかに正しいもの(あるいは、あきらかに間違っているもの)を吟味して選べればよい。その際に、上述している知識を問う問題が判断材料になることもある。

単純な資料読み取り問題の場合は、まず何についての資料なのか、問われているのは割合なのか金額なのか、など誤答選択のパターンがあるので正確な読み取りが必要となる。

―4 作図問題に関して

グラフ、表などどのようなものがあるかを把握しておく必要がある。令和5年度入試ではなじみのないドットプロットの作図の問題が出されているが、過去には雨温図から選ぶ問題もあり、他の国立中入試では雨温図を一部作成する問題も出題されている。どのような場面でどのようなグラフや表であらわすのが適切であるかを理解し、またそのように選んだ理由まで説明できるように準備しておく必要がある。

≪入試問題例≫

令和5年度 大問1(4)Ⅰ・Ⅱ 知識を問う問題の例

(4)下線部dについて、次のⅠ・Ⅱはかつて東海道が通った都道府県のについて述べたものです。それぞれの都

道府県名を答えなさい。

Ⅰ 石油化学工業がさかんで、かつて四日市ぜんそくが社会問題となった。   解答:三重県

Ⅱ 自動車の生産がさかんで、また渥美半島では電照菊の栽培がさかんである。 解答:愛知県

<解説>

Ⅰについて

問題文に「東海道が通った都道府県」とあり、「石油化学工業がさかん」とあるので日本の工業地帯・地域の

うち近畿~関東地方の太平洋側の県が該当する。問題文の後半に「四日市ぜんそく」とあるので、三重県が正

解となる。なお、三重県に関しては中京工業地帯の西端、臨海部に石油化学系の工場もある。

Ⅱについて

問題文に「自動車の生産がさかん」とあるので、日本で自動車生産がさかんな地域はいくつかあるが、東海

道が通った都道府県となると、おおよそ愛知県と予想される。問題文の後半で「渥美半島では電照菊の栽培が

かさん」とあるので、正解は愛知県となる。なお、愛知県は中京工業地帯の中心で自動車メーカーのトヨタの

本拠地であり、菊の栽培は愛知県、沖縄県の順となっている。

令和5年度 大問1(3)資料読み取り問題の例

(3)下線部cについて、資料1と資料2から読み取れることを、次のア~エから1つ選び、記号で答えなさい。

ア 1997年から2021年の個人のインターネット利用率は増加し続け、

2021年のパソコン利用者の割合は、家庭用ゲーム機利用者の割合

の2倍以上となっている。

➡「増加し続け」が間違い。資料1では増加傾向ではあるが、減少

している年もある。

イ 2021年では、個人のインターネット利用率が2001年の約2倍に

なっており、スマートフォンの利用も増加している。

➡前半は「約」がついているので許容範囲としても、問題文後半で、

「スマートフォンの利用も増加している」が資料からは読み取れ

ない。資料2では2021年のみの結果であり、他年度比較は困難。

ウ 2021年では、個人のインターネット利用率が8割をこえており、

利用端末はスマートフォンが最も多い。

➡正解

エ 個人のインターネット利用率は今後も下がり続け、タブレット型

端末の利用が増えていく。

➡問題文前後半共に資料からは読み取れない。

令和5年度 大問2(5)① 説明を問う問題

(5)①

高知県の冬が温暖である理由を「季節風」と「海流」の語を用いて説明しなさい。

解答例

高知県は冬の北西の季節風が四国山地にさえぎられ、また沿岸部を暖流である日本海流が流れている影響も

あり冬でも温暖な気候になる。

典型問題としては、夏の太平洋側の気候や冬の日本海側の気候を問う問題で「季節風」、「海流」の語句を用いての説明が多い。今回は、冬なので「季節風」の影響を受けない理由と温暖になる理由を書く必要がある。四国地方は、中央部に四国山地があり、冬の北西季節風の影響を風下にあたる高知県はあまりうけない。また、沿岸部を暖流が流れているため温暖な気候となる。反対に夏は南東季節風の影響を受け、また四国山地で雨雲がひっかかるので降水量が多くなる。

典型問題の逆を問う問題であり、典型問題からいかに予測を立てて説明できるかが解答のポイントとなる。

 

【検査Ⅲ 傾向と対策】

〈令和5年度〉

  • 問題数

大問1~4

  • 大問ごとの分析(2023年度入試より)

〈大問1〉

沖縄県についてのテーマに基づいた出題であった。出題構成は音楽、歴史、図工の融合形式である。

沖縄民謡の「谷茶前」の楽譜より、音楽記号、楽譜中の音楽記号と同じ高さ、同じ長さの音をヘ音記号の楽譜に記述させる知識をベースとしたものから、資料を参考にして、琉球音階と西洋音階の違いを説明させるものもあった。

歴史分野は、資料を見て、世界遺産「首里城」の名称を答えさせる問題や、沖縄県特有の文化が生まれた背景を2つの指定語句(「琉球王国」「中国」)を使用して説明する記述問題が出された。さらに、沖縄返還協定に関する史料から、サンフランシスコ平和条約やアメリカ軍基地を答えさせるものもあったが、いずれも標準的なレベルのものである。大問1の最後の問題は、地形図のある地点(X)から、矢印の方向を向いた景色を、条件2つを参考にして描かせる独創的な観点の出題も見られた。

(総評)

知識を問うものばかりではなく、記述問題も出されている。「沖縄県」というテーマに絞った出題は今年度が初めてだったが、標準的な出題であると言える。特に音楽に関する知識や図工の実技に関する問題は、関連問題に取り組むなど対策が必要と言える。

〈大問2〉

ブラジルについてテーマに基づいた出題であった。ブラジルで一般的に使用されている言語である「ポルトガル語」を答えさせる問題や、白地図よりブラジルの位置を答えさせる問題は、一般的に中学生レベルと言える。また、ブラジルで有名な祭りであるカーニバルや、その祭りがキリスト教に関連するものであるという知識は高レベルである。大問2の中でも音楽に関する問題が出題された。資料で示された楽譜について読み取れる特徴を問うものであったが、音楽的知識が十分備わっておく必要があり、読み取る力だけではなく、知識と結び付けることが大きく求められたといえる出題と言える。さらに、ブラジルはたばこの葉の生産が盛んであることから作問された保健分野の問題では、たばこの煙に含まれる有害物質名を答えさせたり、喫煙に関わる「副流煙」「主流煙」を答えさせたりする問題、喫煙に関して正しい説明文を全て選ぶ問題など、喫煙という特定の分野における知識を求める問題が出された。

(総評)

世界の国に絡めた令和5年度入試の出題形式は新しい。日本国内の地理的分野の知識のみならず、世界の主要な国々に関連する地理的分野の知識も少なからず問われたことや、保健分野や大問1に続いて音楽分野が問われたことも、日頃、幅広い知識を習得する学習が求められることは必須であると言える。

〈大問3〉

会話文に絡めた図工分野のみの出題であった。会話文中では、緑色や紫色をつくるために必要な絵の具の色を答えさせる問題や、筆の使い方について、資料で示された筆洗の適切な箇所を問う問題が見られた。

(総評)

図工分野は大問1で実技、大問3で知識を問う形式をとっていた。大問3で問われた図工分野の問題は、知識をベースとした学習が必要であることが分かる。大阪教育大学附属天王寺中学校の過去問に類似した問題も見られるため、過去問演習も入試対策の1つとして取り入れたい。

*ひのき塾オリジナル中学入試レポートより抜粋

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和5年入試を占う③
大阪教育大学附属天王寺中学校

附天中 そっくり模試 令和5年9月17日(日)挑戦者募集! 塾外生大歓迎

夏期講習2023 募集開始

本日、令和5年入試の1次試験が行われました。受験者数ですが、男子 約190名 女子 約170名でした。(学校の正式な発表は出ていません)この数字には驚きました。

男子が女子より多くなるとは・・・ビックリです。

前回のブログで、男子は増加し女子は減少すると予測していましたが、ここまでとは思いませんでした。今年の国立入試は、驚くことが多いです。

合格者数が昨年と同じ 男子62名 女子47名だと仮定すると、その競争倍率は

男子・・・3.06倍     女子・・・3.61倍

となり、男女差がかなり接近してきました。

男子は直近5年で最も高い数値となり、今年度入試は少し厳しくなりそうな気配ですが、その反面女子は、今までで最も低い倍率であった令和3年を下回るものとなるかもしれません。

男子難化、女子易化の流れにあった令和3年入試を、隔年で強調しながら受け継いだような感じがします。

ひのき塾 入塾説明会・入塾テスト

八木教室 新規開校

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和5年入試を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

今回のブログでは、来年度の令和5年入試の展望を推測してみたいと思います。

前回のブログで、令和4年入試から新しく導入された教科横断型の検査テストを、「男子は少し敬遠し、女子は概ね肯定的に捉えた」と申し上げましたが、その流れが令和5年入試にどのように表れてくるのかが興味深いところです。

駸々堂テストの第2回から第5回までの動きを直近3年間で比較してみました。比較したのは、附天中を第一志望にあげている生徒の人数とその子たちの偏差値を各年度ごとに第2回から5回までの平均を出したもので、これらを男女別に整理してみました。

男子ですが、2020年から2021年にかけて人数が、63.3人⇒52.8人と大きく減少しており、これが入試本番においても同様の結果になったことは既出のブログでご紹介した通りですが、この人数が2022年度においては、「67人」と大きく増加しており、これは3年間で最も多いものとなっています。令和5年入試の男子は、受験者数が増加しそうです。では、難しくなるのか?この点についてはそれほどでもなさそうです。もちろん人数が増えれば難化するのは道理なのですが、2022年度の偏差値の平均は、さほど伸びておらず逆に3年間で最も低いものとなっています。これは附天中入試の敷居が低くなったともいえ、様々な学力層から挑戦しやすくなったと捉えることもできそうです。副教科実技のテストを廃止し、新しく検査テストに切り替えたことの効果が表れていると言えるかもしれません。

女子は、男子と異なる動きを示しています。2021年入試では、いきなり新しい検査テスト導入の効果が現れた感じでしたが、2022年の駸々堂テストではその勢いを感じることはできません。実は、附天中の女子の受験者数はここ数年減少傾向にありました。男子は増加傾向にありその差が接近していたというのが令和3年入試までの流れであったので、その流れに戻る方向に動きそうな気配です。令和5年入試の女子の受験者数は、令和4年ほどにはならないと思います。では、易しくなるのか?人数が減れば易か傾向に動くのは道理なのですが、受験生の偏差値の平均は昨年より上がっています。一昨年入試に近いものとなりそうです。

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和5年入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

今春2次試験の実施方法を大きく変更した附天中ですが、

教科横断型の検査テストへの変更によって、どのよう変化が起こったのか?

令和5年入試は、どのような様相を示すのか?

この2点について検証してみたいと思います。

まずは、令和4年入試を振り返ってみます。以下のグラフは、直近の受験者数と合格者数の変化を男女別に表したものです。

男子ですが、近年で最小の受験者数となったH.31年入試からV字回復を果たし、R.3年入試では女子の受験者数に迫るほどの勢いでしたが、R.4年入試は受験者数が減少し、結果的に元に戻ってしまった感があります。合格者数は、ここ数年ずっと安定しており62名±1名となっています。女子は割と変動していることから、「奈良女とは対照的だな」との印象を受けます。受験者数が減っても、その減少者が成績下位層を中心としたものであれば、入試の難易度はさほど変動しませんが、R.4年入試では、成績上位層も含め満遍なく減少していたようで、R.3入試に比べ少し易しかった印象を受けました。

女子についてですが、附属小学校からの連絡進学希望者が男子に比べ多いこともあり、例年女子の合格者数は、男子の約75%というのが通例です。R.3入試の53名は、特別な事例と判断するのが妥当だと考えます。R.4年の女子入試は、3年ぶりに受験者数が200名を超え、昨年に比べ活況づきましたが、合格者数は例年並みに戻ってしまいました。その結果、女子の受験生にとっては厳しい入試となり、結果的に昨年に比べ難化したとの印象を受けました。

次に、競争倍率に注目してみましょう。

H.31年入試から3年かけて縮まっていた男女差でしたが、今春入試では大きく反発したような印象を受けました。このことからもわかるように

新しく導入した検査テストを、「男子はどちらかというと敬遠し、女子は肯定的に捉えた。」とみることができると思います。

この流れが、合否のボーダーラインにどのような影響を与えたのでしょうか。駸々堂テストの結果を男女別にまとめてみました。

駸々堂テストは、連絡進学と一般入試を分けて処理をしていないので連絡進学の合格者が少なからず含まれています。よって一般入試だけの合格者平均はもっと上がってきます。注目したいのは、偏差値59以上の生徒から不合格者がカウントされていない点です。もちろん全数調査ではないので、偏差値59以上の生徒が全員合格しているわけではないのですが、奈良女に比べボーダーラインがはっきり出るのが附天中の特徴とも言えます。

女子も男子と同じく、連絡進学者を少なからず含んでいますので、一般入試だけの合格者平均はもっと上がってくると思えます。男女を比較するとやはり女子の難しさが際立ってきます。不合格者の出方を注目しながら、合格者との兼ね合いを考えていくと、R.4年入試の女子のボーダーラインは、偏差値61とみるのが妥当なラインではないかと考えます。

この流れを受けて、R.5入試はどのような様相を示すのでしょうか?

次回のブログではこの辺りに踏み込んでみたいと思います。

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和4年入試を占う③
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大教大附属天王寺中学校 傾向と対策 是非ご覧ください!

・大教大附属天王寺中学校 そっくり模試 挑戦者募集・・・12月4日(日)明星中学校(9時集合)

ひのき塾 八木教室 新規開校 令和4年冬期講習プレオープン

入試システムを刷新して、新たな選抜方法で臨む附天中の令和4年入試がどのようなものになるのかを予測したいと思います。

コロナ対応で出願者数の公表が遅れており、令和4年入試の全体像がつかみにくい状況ですが、現段階でお伝えできることを書きたいと思います。

まず以下のグラフをご確認下さい。

上記折れ線グラフは、6年間の競争倍率の変化です。国立中学校は、そのシステム上どうしても女子の方が倍率が高くなる傾向があるのですが、附天中では、ここ数年、女子の倍率が下降し、男子が逆に上昇してきたため、その差がかなり接近していることが確認できます。

この流れを維持したまま令和4年入試に突入ということになるのかが気になるところですが、男子人気が上がって来ているのは今年度も感じとれるところですので、その可能性が高いかもしれません。

次に、駸々堂テストの1年間の変化に注目してみようと思います。

上記棒グラフは、附天中を志望校としている生徒の人数を表しており、折れ線グラフは、その生徒たちの偏差値の平均を表しています。

男子は、人数も安定しており偏差値平均もほぼ一定であるのに対し、女子は、回を進めるごとに人数が減少し偏差値平均も減少していることから、成績上位層の離脱が懸念されます。

さらに3年変化に注目してみます。

上記グラフは、駸々堂テスト第4回から第6回において、附天中を志望校にしている生徒の人数と偏差値の平均をさらに平均し、3年間比較したものです。

このように比較してみると、男子は、昨年を大きく超える人数が集まることはないが、一昨年と同水準であり偏差値平均が上昇していることから「昨年と同じか、少し難しくなるのではないか」との予想がたちます。

 

 

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和4年入試を占う②
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ひのき塾 八木教室 令和4年冬期講習よりプレオープン

 

「点数だけにとらわれない学び」

「本質的な学び」

「主体的対話的深い学びの実践」

「難しいことをわかりやすく、わかりやすいことをおもしろく、おもしろいことを奥深く そんな授業を実践する」

附天中の先生が発するこのようなメッセージを耳にすると、半世紀以上にわたって人気校であり続ける理由がわかるような気がしました。

その附天中が今変わろうとしています。校長先生が新任され、この1年「学校が変わってきたな」と感じていました。定期テストの実施回数や時期の変更、授業方法の変更など附天中に通う塾生から伝え聞く様子は、やもすれば変化を嫌ってきた従来の附天中とは大きく異なるものでした。

「主体的対話的深い学びの実践」

教育改革に基づく新しい学力観に対応するための附天中の変化は、とても好意的に受け取れるものです。正直ワクワクしてきました。

学校の指導方針がはっきりすれば、その指導方針に賛同し、マッチする生徒を欲するのは当然の流れです。その意味では、今回の入学試験の内容変更は納得できるものです。では、具体的にどのような変更がなされたのでしょうか?変更点に注目したいと思います。

試験日程ですが、

1次テスト   1月15日(土) 午前9時集合  国語(9:30~10:00)60点満点  算数(10:20~11:00)60点満点

1次合格発表  1月17日(月) 午前10時から12時まで(ネット発表+学校掲示)

ここまでは、従来と変わりがありません。(出願期間が12/1~12/13までと長くなり、Web出願となりました。)大きく変わったのはこの後です。

2次テスト   1月18日(火) 午前9時集合  検査Ⅰ(9:30~10:10)検査Ⅱ(10:30~11:10)検査Ⅲ(11:30~12:10)

合格発表    1月21日(金)10時から12時まで(ネット発表+学校掲示)

ところで、検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲとは何者なのでしょう?

「形骸化した副教科実技テストに代わる今までの枠組みにとらわれないテスト」という表現がピッタリかもしれません。

検査Ⅰ・・・自然・理工・ものづくり 40分 70点満点

「主に理科や算数、図工などに基づいた知識や技能、見方・考え方をはたらかせることで解決する問題を出題する。」

といったもので理科を中心に算数、図工の融合問題となりそうです。教科横断する出題には、前もった対策が必要となります。

検査Ⅱ・・・情報活用  40分 70点満点

「主に、社会や理科、算数、国語などに基づいた知識や技能、見方、考え方をはたらかせることで解決される問題を出題する。」

といったもので社会を中心に理科・算数・国語の融合問題となりそうです。こちらも教科を大きく横断する出題となってきますので、前もった対策準備をしておかなければ、試験当日何もできないまま終わってしまうなんてことになりかねません。

検査Ⅲ・・・健康安全・社会生活/文化・芸術  40分 70点満点

「主に、社会や家庭、体育及び、図工、音楽などに基づいた知識や技能、見方・考え方をはたらかせることで解決される問題を出題する。」

といったもので社会をベースに副教科の知識を幅広く盛り込んだ融合問題となりそうです。こちらも同じく教科横断する出題となります。副教科の教科書に基づく知識は必須です。そしてそれをいかに組み合わせていくかがポイントとなります。しっかりとした対策が必要になってきます。

もうお気づきかとおもいますが、国語・算数より検査Ⅰ~Ⅲの方が配点が高いのです。1次試験を合格した後、1次の結果に2次試験の結果を加えての合否判断となったとき、検査Ⅰ~Ⅲの出来具合が大きく影響するということです。この辺りに新しい附天中入試の合格のカギがかくれていそうです。

ひのき塾では、検査ⅠからⅢの対策を早速8月末から始めてまいります今まで副教科実技対策で学んだことを生かしながら、教科横断型授業に取り組んでいきます。

塾生の皆さん。ご安心ください。そして、是非ご期待ください。感動合格を目指してともに邁進していきましょう。

 

〈附天中入試の登竜門〉

〈史上最高の合格実績〉

〈合格の声 合格体験談2021〉

 

 

 

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和4年入試を占う ①
大阪教育大学附属天王寺中学校

気になるニュースが飛び込んできたのでお伝えしようと思います。実は、ずっと燻ぶっていた情報なのですが、

「1学年4クラス編成の現体制を見直し3クラス編成にする」というものです。

 当然この変革に伴い募集人員は減少されます。令和3年の募集人数は、男女合わせて144名となっており、これをA組からD組までの4クラスに等分しますので、1クラスあたり36名ということになります。これを3クラス編成にし、1クラスあたりの人数は、現状を維持するものとすると、募集人数は、36×3=108名ということになります。もちろん、この中には、附属小学校からの連絡進学者も含まれますので、一般入試からの合格者数は更に少なくなります。

 現在附属小学校からの内部進学者数は、令和3年度入試をもとに推測すると、男子が10名前後で女子が20名前後となっていますので、今後3クラス編成になり更に男女同数を堅持された場合、一般入試からの合格者数は

男子…108÷2‐10=44名(令和3年度 合格者63名)  女子…108÷2‐20=34名(令和3年度 合格者53名)

内部からの連絡進学者数は、毎年異なってくるので、上記の人数は一つの目安の域を超えませんが・・・

うーん、厳しくなりそうです。

 気になる変更時期ですが、正式な発表がまだなされていないので、予測の域を出ないですが、令和5年入試(現在小5生)からとなりそうです。

 附天中の学校説明会は、次年度の入試のことだけの説明にとどまることが多いので、8月の入試説明会では、2年後のことに触れられないかもしれませんが、コロナ対策による選抜方法の変更も含めて、注目したいポイントといえます。

大教大附属天王寺中学校 R.3入試 を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

 

合格への登竜門 2学期サンデートレーニング 募集開始!〉

ひのき塾オリジナルテキスト「国立中学問題集」を用いることで無理無駄なく合格力を高めていける授業内容となっています。

国算理社だけでなく、音楽・家庭・デッサン・作文に至るまで、附天中入試を勝ち取るためのノウハウを惜しみなく伝えてま

いります。

 

附天中そっくり模試 9月19日(日)申し込み受付中!

 

女子に注目してみましょう。女子の出願者数204名は、2年ぶりの200名越えとなりました。合格者数を例年通りの47名と仮定すると競争倍率は、4.34倍となります。これを直近5年間で比較してみると

4.89  ⇒  4.17  ⇒  4.33  ⇒  4.22  ⇒  4.34

ほぼ例年通りと言える範囲内にあるといえます。私としては、「男子と同じく神戸大附属中との併願が活発に進み、直近5年で最も多く集まるのでは」という思いがありました。少し肩透かし感が否めないところですが、

神戸大との併願者が思いのほか少なかったのでしょうか?

実は、少し気になる動きがありました。

駸々堂テストの受験者数をご確認ください。9月の第9回で、

 

ようやく2年前の人数に戻りましたが、今年は附天中を第1志望にしている女子がかなり

減少しているのです。コロナ禍の影響で受験をする生徒自体が減少しているのかもしれませんが、駸々堂の流れは、男子とは反対の方向へ向かっていました。

「いつも通りの入試なら明らかに減少していたが、副教科が無くなり、受けやすくなったことと、神戸大附中との併願が可能となったことで、例年通りの入試となった。」と考えるのが自然なのかと思っています。

受験者の学力層に変化はあるのでしょうか?第4回で平均偏差値が大きく下がりましたが

それ以外では、ほぼ横ばいです。ただ、一度も上回ることがなかったことも気になります。

R.3の附天中女子の入試は、ほぼ例年通りと推察できます。

 

 

大教大附属天王寺中学校 R.3入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

附天中そっくり模試 6月6日(日)申し込み受付中!

 

コロナ禍のため、縮小して行われることになったR.3入試ですが、その概要をまとめてみます。

① 副教科実技テストを取り止め、1次と2次の2日間入試から、1次のみの1日入試へ。

② テスト科目は、国算理社の4教科入試となり、各教科とも、テスト時間を30分でそろえ、配点も4科均等の100点満点とする。

となりました。特に注目すべきは算数で、今まで40分であったテスト時間が30分に短縮されたため、問題数を減らし、テスト問題を易しくするという発表がなされました。実際には、どの程度易しくなるのかはわかりませんが、本来なら別に触れなくてもいい部分である、問題の難易度について、あえて言及するということは、かなり易しくなって高得点の争いになるのかなと予測できます。このようなときは、少しのミスも許されないという傾向がより強くなります。

先日、願書の提出が行われました。

男子206名 女子204名 という出願者数で、例年通りの合格者数(男子62名 女子47名)を見込んだ場合の競争倍率は、男子3.32倍、女子4.34倍となります。

この数値を、例年と比較してみます。

まず、男子からです。男子の出願者数が女子より多くなることは、H.27年度入試以来6年ぶりのことでとても珍しいことです。(この年の男子の倍率は、3.44倍でした。)競争率の5年変化をあげてみますと、

3.18 ⇒ 2.66 ⇒ 2.54 ⇒ 2.76 ⇒ 3.32

直近5年間で今年が最も高い数値と言えます。

では、ここまで男子が増えた理由はどこにあるのでしょうか。

真っ先に思い浮かぶのは、

副教科実技テストが無くなったことにより受けやすくなった。≫

ということです。昨年、京都教育大附属桃山中が副教科実技を入試科目から外したところ、受験者数が急増した。ということからも納得しやすい理由ではあると思うのですが、それだけではないような感じもします。

≪神戸大附属中学との併願が可能になった。≫

例年は、神戸大附中の入試日が、附天中入試の2次試験日と重なっていたため、併願は不可能だったのですが、今年は附天中が2次入試を行わないため、併願が可能となりました。三ノ宮近郊から大阪寄りにお住いの方にとって、附天中は十分通学圏に入ってきます。この方々が、附天中を併願校に選ぶことは十二分に考えられることです。

≪附天中の男子人気が上がって来ている。≫

実は、附天中の男子人気が昨年から上がって来ています。女子と比較しても明らかに上がってきています。

駸々堂テストのデータをご紹介します。

駸々堂テストで附天中を第1志望にしている男子の人数の3年間の推移を表しています。

入試要項の変更が発表されたのが、9月下旬でしたので、

男子出願者数の増加が、要綱の変更だけではないことがわかります。

さらに注目すべきは、増えている生徒の学力層です。

男子人気が学力上位層で広がっていることをうかがい知れるデータです。第3回から第5回まで、すべてにおいて人数がふえており、平均偏差値が最も高くなっています。

附天中男子のR.3入試は手強くなりそうです。

大教大附属天王寺中学校 令和2年入試を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

附天中合格を本気で狙うなら「ひのき塾」 

夏期講習2020 受講生募集  

駸々堂テストのデータに注目してみたいと思います。ここ近年の男女別合格者の平均偏差値の変遷をご確認下さい。

男子(上)女子(下)                    

 

 

 

 

 

 

 

 

男子は、受験者数の減少と共に合格者偏差値も下がってきており、易しくなっている様子がうかがえます。女子もH.29、H.30 と男子と同じような流れを見せながら、R.1入試ではV字回復を見せています。次に、R.1入試をフォーカスしてみましょう。

男子は、ここ2年ほど偏差値55以下の生徒の合格者がチラホラ出始めており、これが合格者平均を押し下げている原因となっています。これが連絡進学での合格なのか一般入試での合格なのかは見極める術がありません。ただ、H.28、H.29入試と比べると偏差値64、65といった成績層の不合格者がいなくなっていることは明らかで、これは男子の易化傾向を示すものと言えます。

このグラフを見比べると、男子に比べ女子の難しさが浮き彫りなってきます。偏差値60を下回る成績者の合格がほとんどカウントされておらず、60から63あたりで合否が入り乱れています。65辺りから安全圏といえる領域に入って来ます。

ただ、上のデータは、あくまで駸々堂を受験していた生徒の4教科のデータであり、副教科実技の成績は含まれていません。附天中の副教科の配点は、全体の40%を占めますので大きな影響を持ちます。(ひのき塾の生徒にとって副教科の実技や作文はある意味「武器」となるのですが。)この辺りを含めた成績の確認は、ひのき塾の「そっくり模試」〈12月8日(日)〉が最適です。

このことをふまえ、令和2年入試はどのようになっていくのでしょうか?次回のブログでは、この辺りに注目していきたいと思います。

大教大附属天王寺中学校 令和2年入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

「附天中そっくり模試 6月21日(日)」募集開始

今年は、大阪教育大学天王寺キャンパス! 塾外生の挑戦大歓迎

令和2年の附天中入試から、体育実技の実施種目が変更されました。今までの実施種目の中から、「鉄棒」「シャトルラン」「ハードル走」がなくなり、

「40m走」「マット運動」「立ち幅跳び」「サッカー」「バスケットボール」

の5種目からの実施となります。

今までほとんど実施種目となることがなかった「シャトルラン」等がなくなるのは納得できるのですが、頻繁に実施種目となっていた「鉄棒」が無くなったのは衝撃でした。安全面での配慮が理由なのかもしれません。一生懸命に逆上がりの特訓を続けていた、ひのき塾の塾生は、この一報に悲喜こもごもといった感じで、中には今にも泣き出しそうな子もいました。(努力は決して無駄ではないよ。)

令和2年の附天中入試は、どのようなものになって行くのでしょうか?

まずは今春のH.31入試までを振り返ってみたいと思います。

まず、受験者数の変遷をご確認下さい。

男子の受験者数は、明らかに減少傾向に入っています。女子は下げ止まり感を漂わせながら200名前後で落ち着いているといった感じです。児童数の減少や選択肢の増加などの理由から今後大きく増加することはまず無いと思えます。また、合格者数は男女ともずっと安定しているので、令和2年入試も

男子60+α 名   女子50ーα 名

の合格者は見込めると思います。合格者数の絞り込みによる難化は考えにくいので、やはり

「質の高まり」

が気になります。次回のブログでは、この辺りに踏み込みたいと思います。

大阪教育大学附属天王寺中学校 H.31入試を占う④
大阪教育大学附属天王寺中学校

附天中への登竜門  

「附天中 そっくり模試」

12月8日(日) 参加者募集(塾外生も参加できます。)

 

令和元年 冬期講習より

王寺教室 新規開校

入塾テスト・入塾説明会 11月30日(土) 10時から12時まで

 

先日、H.31入試の出願者数が発表されました。

男子・・・163名   女子・・・213名

というものでした。男子の出願者数はここ数年減少し続けており、直近5年間に注目すると

230名⇒210名⇒199名⇒168名⇒165名

となっています。実際に受験する生徒はここから数名減るので162名と仮定し、最終的な合格者数を昨年及び一昨年と同数の62名とみると、

競争倍率は・・・2.61倍。

落ち着いてきたとはいえ、まだまだ厳しい数値です。

1次試験の合格者数を昨年並の111名と予測すると、男子受験者の68.5%が合格することになり、どちらかというと国語・算数が苦手な生徒にとっては、2次逆転が狙える形となり、副教科実技の対策を含め、総合的な国立対策を行ってきたひのき塾の塾生にとっては、決して不利なるものではないと思われます。

次に、女子の出願者数について、直近5年間の推移は、次の通りです。

225名⇒231名⇒224名⇒200名⇒213名

今までで最も少なかった昨年よりは多くなっていますが、一昨年には及ばずといった人数です。実際の受験者は、例年、ここから数名減少するので210名とし、合格者数を直近5年平均の47名と想定すると

競争倍率は4.47倍となります。

直近5年間比較で検証すると

4.52⇒4.51⇒4.89⇒4.17⇒4.47

となり、昨年ほどではないですが、難しくない方といえるかもしれません。

ただ、男子に比べれば遙かに厳しく、先のブログでも触れてきましたがここ数年の国立入試は、

「量が減って質が高まる」

という傾向があり、特に女子にハッキリ現れています。間違えなくハイレベルな競争になります。

最後に、少し気になることがあります。1次入試の合格者平均についてです。直近5年比較をご覧下さい。

86点⇒78点⇒89点⇒73点⇒58点

昨年の合格者平均が極端に低くなっているのです。

受験者数の減少や、算数が難しかったなど、様々な要因があると思いますが、昨年だけにいえる要因として、国語の出題内容に注目しています。

国立入試では見かける単元ですが、俳句や詩、短歌など、私立入試ではまず問われることが無い所から多く出題があったことです。

「虚を突く出題を行って、生徒本来の学力を測りたい」

との考えがあるのかもしれません。ただ、国立対策をしっかり行っていれば問題ないことなのですが・・・

ひのき塾は、現在、冬期講習まっただ中、今週末の「あべのハルカス直前大特訓」を控え、最後の追い込みに余念がありません。

一人ひとりの塾生が、持てる力を出し切って悔いの無い受験となることを願うばかりです。

我々のサポートは、入試日の朝、公園での最後の授業まで続きます。

頑張れみんな!がんばれ、ひのき塾生!

令和元年 冬期講習より

王寺教室 新規開校

大阪教育大学附属天王寺中学校 H.31入試を占う③
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附天中への登竜門  

「附天中 そっくり模試」

12月8日(日) 参加者募集(塾外生も参加できます。)

 

附属天王寺中学校H.31の女子入試を検証してみたいと思います。

来春の国立入試は、水都国際中学校が台風の目になってきそうな勢いで動いているので、附天中を第一志望にしている生徒は、昨年に比べ減少傾向にあるようです。

ただ、実際に受験校を具体的に決め始めるようになってくると、水都国際の受験日は、附天中の合格発表の翌日となっており、附天中と水都国際中は、どちらも完全専願制ではないので、併願受験が可能となります。

今まで、附属天王寺中⇒附属平野中の受験パターンに加え、附属天王寺中⇒水都国際中という方法も選択可能となったことは、受験生にとっては喜ばしいことです。ただ、水都国際中と受験日が重なる附属平野中は、その影響を受け、受験者の減少となるのは明白です。

ただ、ご注意頂きたいことは、附天中を合格すると翌日の土曜日に合格者集会がありますので、水都中や附属平野中の受験はできなくなりますので、両方押さえて、あとからじっくり選択は不可能となります。

現在、駸々堂テストが第5回まで終了しており、附属天王寺中を第一志望にしている女子の人数を確認したいと思います。

第2回    第3回 第4回 第5回
2017年 83名 77名 93名 67名
2018年 68名 71名 83名 57名
増減 -15名 -6名 -10名 -10名

やはり前述したとおり減少している様子が分かります。ただ、繰り返しになりますが、これが水都中の影響が大きく反映しているのだと仮定したら、附天中と水都中は併願受験が可能なので、水都中を強く希望している生徒以外は、附天中を受験することになるので、減少幅は縮小しそうです。

ただ、私が注目しているのは、附属天王寺中を第一志望にしている生徒の学力層です。上記生徒の平均偏差値をご注目下さい。

 第2回     第3回    第4回    第5回
   2017年    52      53    55    55
   2018年    57    57    57    57
   増減    +5    +4    +2    +2

人数が減っても平均偏差値は上がっているのです。これは、減少した生徒の学力層が低めであることを表しており、上位層は動いてないといえます。「量が減って質が高まる」傾向がはっきりしているのです。

王寺教室 開校決定 令和元年 冬期講習より

大阪教育大附属天王寺中学校 H.31入試を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

大教大附属天王寺中学校のH.31入試はどのようなものになるか検証してみたいと思います。

前回のブログでも申し上げたとおり、募集定員の減少は、附属小生の内部進学生の募集定員減少がそのまま反映されたものになっており、外部一般生の募集定員に減少はありません。

ここで駸々堂テストの結果に目を向けてみたいと思います。

現在、今年度の駸々堂テストは、第5回まで終わっており今年度の受験生の動向がある程度つかめてきました。

まず男子からです。第2回から第5回までの駸々堂テストで、附天中を第一志望にしている生徒の人数を、昨年と比較してみました。

   第2回    第3回    第4回    第5回
 2017年    66名     69名    68名   42名
 2018年    51名    50名    63名  39名

 

回が進むにつれ人数が減少するのは、第一志望が具体化してきたためで毎年の事です。また、昨年に比べて人数が減少しているのですが、その減少幅は回を進むにつれ狭まっており、駸々堂の受験生全体が昨年度より4%ほど減っていることを鑑みれば、第5回で昨年並みにようやく追いついたかなというのが率直な印象です。

ただハッキリしていることは、H.31入試の男子受験生は、

昨年より増えることはない

と言うことです。

次に、第2回から第5回までの駸々堂テストで、附天中を第一志望にしている男子の平均偏差値を、昨年と比較してみます。

   第2回    第3回    第4回    第5回
   2017年               56    56    57    59
 2018年    56    55    55    55

昨年度は、人数の減少にともない平均偏差値が上昇しています。これは、成績下位層が第一志望を変更したことを表しており、上位層は動いていないといえます。

ただ、今年度は、人数が減少しても平均偏差値が動かないのです。

これは、学力層に関係なく人数が減少していることを表しており、上位層も減っていると言うことになります。

これは何を意味しているのでしょうか?昨年との大きな違いといえば、

水都国際中学の新規開校です。

バカロレア校の注目度がどの程度のものなのか今後検証していく必要がありますが、現段階において、

H.31附天中男子入試は、受験生の減少に伴い難易度も下降しそうです。

チャンス到来といえそうです。ひのき塾6年生男子諸君。

ガンガン行こうぜ!

次回のブログでは、女子について検証してみたいと思います。

大阪教育大学附属天王寺中学校 H.31入試を占う①
大阪教育大学附属天王寺中学校

大教大附属天王寺中学校のH.31入試がどのようになるか考察してみたいと思います。

まず始めにH.30入試までの様子を振り返ってみましょう。

H.30年入試から、募集人数が144名に減少されました。これは、内部進学者の募集人数の減少のために起こったことで外部募集人数に影響するものではなかったのですが、今年の附天は「難しくなるのでは」という不安を持たれる方が、通学圏が緩和された京都教育大附属桃山中に、直前なってシフトされるということが起こりました。もちろんこれだけが理由ではないと思いますが、結果的に男子を中心に志願者数の減少に繋がりました。

直近4年の受験者数、1次合格者数、2次合格者数の変化をご確認下さい。

H.27 H.28 H.29 H.30
男子 女子 男子 女子 男子 女子 男子 女子
受験者数 220 217 203 221 197 220 165 196
1次合格者 126 96 124 99 118 96 112 103
2次合格者 64 48 64 49 62 45 62 47

 

最終的な2次合格者数は、ずっと安定しており、募集人数の減少に伴い一般入試の合格者が減るということは、前述した通りありませんでした。ただ、数字を見ていると気になるのは、やはり受験者数の減少です。

H.29入試で初めて男子が200名を下回り、H.30入試では、初めて女子が200名を切ることとなりました。また、男子に至っては、受験者の約68%が1次試験に合格するという数年前には考えられなかった事になりました。

ただ、ここで大切なことは、これがこの年だけの特異な現象なのか、あるいはH.31入試もこの延長線上にあるのかと言うことです。

H.31入試から水都国際中学が募集を開始します。説明会の参加者は、なんと1600名とのこと。ある程度の影響は受けそうです。

次回のブログでは、この辺りに踏み込みたいと思います。

12月 直前4大そっくり模試 申し込み受け付け開始!

大教大附属天王寺中学そっくり模試は、12月2日(日)です。お早めにお申し込み下さい。

大教大附属天王寺中学校 H.30年入試を占う⑤
大阪教育大学附属天王寺中学校

大教大附属天王寺中学校 そっくり模試 開催決定  6月17日(日) 塾外生大歓迎

来 た れ ! 挑 戦 者 

国立中学受験専門のひのき塾だからこそできる的中率抜群の模試です。テスト科目は、国算理社+副教科実技テスト終了後には、ひのき塾精鋭の講師陣による解説授業を行います。詳細情報確認やお申し込みは、ホームページよりお願い申し上げます。

~~~~~~~~~~~~~~~~ ブ ロ グ ス タ ー ト ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

先日、大教大附属天王寺中学校のH.30入試の出願者数が発表されました。ひのき塾として、女子を中心に出願者数が減少するという予測をして参りましたが、正直、予想を上回る減少となりました。その原因は何なのか?募集定員の1割減が大きく響いたのか?それとも?いずれにせよ、他の国立中学の出願者数が確定した段階で検証する必要がありそうです。

さて、今回の出願者数をもとにH.30年入試を予測してみたいと思います。出願者数は

男子168名    女子200名

というものでした。これは、前年比、男子-31名、女子-24名となっており、私の記憶の中では、過去最も少ない人数となっています。実際の受験者数を過去の入試を参考に予測してみますと、男子165名、女子194名となります。合格者数は、前回のブログで申し上げたとおり、男子63名、女子44名となりますので、実際の競争倍率は、 男子2.62倍、女子4.41倍となり、過去最も易しかった2年前の男子3.17倍、女子4.51倍を大きく下回るもので、もちろん過去最低の倍率です。今年の受験生にとっては、チャンス到来という感じです。

1次試験の合格者はどのようになるのかについてですが、今までの入試からだいたいの見当がつきます。

男子は例年、2次合格者数のほぼ1.9倍から2倍になるよう、きりの良いところで切っています。男子の2次合格者数を63名とみた場合、今年は絞ってくると思われるので、63×1.9=119.7より119名と予測します。これより、男子は受験者の 119÷165=72%が合格することになり、今までに無い高い合格率となりそうです。

女子はここ数年、2次合格者数の2倍前後の数を1次合格者数とします。男子に比べ、ばらけているのですが、昨年、一昨年を例に予測していくと44×2.1=92.4より92名となります。これより、女子の1次入試の合格率は、92÷194=47%となります。男子との差が如実に表れていますが、例年に比べれば高い数値といえます。

現在、小6生は、冬期講習まっただ中。日々の学習に余念が無いと思います。ひのき塾では、1月7日(日)に「あべのハルカス直前大特訓」行います。国算理社+作文+副教科実技の最後の特訓になります。感動合格を信じ最後の最後まで頑張り通して下さい。がんばれ受験生!がんばれひのき塾生!

大教大附属天王寺中学校 H.30入試を占う④
大阪教育大学附属天王寺中学校

大教大附属天王寺中学校 そっくり模試 開催決定  6月17日(日) 塾外生大歓迎

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~~~~~~~~~~~ブ ロ グ ス タ ー ト~~~~~~~~~~~~~

師走となり、大教大附属天王寺中学校の願書提出日が迫ってきました。

「H.30入試の難易度や合格者数はどのようになるのだろうか?」について予測してみたいと思います。

附属天王寺中は、H.30入試より定員を1割減らし144名としました。入学願書要項には、募集人員144名(附属天王寺小学校から約60名の進学者を含む。)となっており、内部進学者数は昨年と変わっていないので、これだけをみると一般入試の募集定員が減ったように見えます。ただ、8月の説明会では、一般入試の募集定員を男女各50名ぐらいに考えているとのことでしたので、内部進学者の生徒減に伴い、要項には60名となっている内部進学者数を、実際には、44名とし、一般入試の枠を大きく狭めない方針であることが感じ取れました。

11月の末に行われた附属小学生の連絡進学入試の結果はどのようなものだったのでしょうか?

合格者数は、男子9名、女子28名の合計37名というものでした。(ひのき塾調べ)昨年の内部合格者数は、男子18名、女子35名の合計53名でしたので、かなり厳しいものといえます。ただ、ここで注目すべきは減少数です。

53-37=16 お気づきになられましたか?

そうなんです。きっちり昨年の募集定員160名の1割になっているのです。減少予定数の100%を内部進学者だけで占めることとなったため、一般入試の合格者数は昨年と変わらないといえます。

定員144名ですので、男子72名、女子72名と考えた場合、

男子合格者数・・・72-9=63名(昨年62名)  女子合格者数・・・72-28=44名(昨年45名)

となり、昨年とほぼ同じ合格者数となります。一安心ですね。

ただ、附属小学校からの連絡進学は今後も厳しいものになっていくと考えられます。もともと内部進学を希望する生徒は女子の方が多いため、男女関係なく成績順に合格者を出すと、必然的に女子の割合が高くなります。この傾向は今後も続くと思われます。ただ、今、最も注意しなければならないのは、内申点の比重が高くなっていることです。この点については、方向性を見定めた何らかの対策が必要となってきます。

ひのき塾の冬期講習が始まります!国立中学受験専門塾のノウハウを是非ご体験下さい。

大阪教育大学附属天王寺中学校 H.30入試を占う③
大阪教育大学附属天王寺中学校

駸々堂テストのデータを検証してみます。

直近5年間の大教大天王寺中学の合格者の平均偏差値と合格者の70%が出揃うボーダー偏差値を( )内に示してみます。平均偏差値とボーダー偏差値が接近すればするほど合格者の学力層の幅が狭くなると判断でき、ボーダーがハッキリしてきます。(私は、標準偏差のかわりに使用しています。)

H.25 H.26 H.27 H.28 H.29
男子 63(60.5) 63(62.5) 63(61) 64(63) 64(59)
女子 65(63) 65(62.5) 65(63) 65(63.5) 64(64)

上記のような観点で表を見て頂くと、H.29入試の変化がハッキリと見えてきます。男子は、飛び抜けた成績の子が数名いたため平均偏差値は例年並みですが、ボーダー偏差が大きく後退しています。このため例年に比べて易しかったといえるのかもしれません。

それに対し女子は、平均偏差値は少し下がってはいますがボーダー偏差値は上がっており、より限られた学力上位層の生徒だけで合格者が決まっていることがわかり、この辺りに競争倍率上昇の影響が垣間見えます。やはり、受験者数が減少しても成績上位者の変動は少なく「量が減って質が高まる」という最近の国立中学入試の傾向通りといえます。

H.30入試は、どのような方向に行くのでしょうか?
次回のブログでは、この辺りに踏み込みたいと思います。
(もうすでに例年にはない気になる動きをしています。)

合格への切り札!
「大教大附属天王寺中学そっくり模試」4科+副教科実技

12月3日(日) 興国高校(大教大天王寺中と同じJR寺田町駅下車)
模試終了後、解説授業を行います。

*受験希望の方は、ホームページよりお申し込みください。

大阪教育大学附属天王寺中学校 H.30入試を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

H.29入試は、H.28入試に比べて同水準、もしくは少し難しくなったんでしょうか?

合格者平均点に注目してみました。

H.25 H.26 H.27 H.28 H.29
1次試験(120点満点) 78点 86点 78点 89点 73点
2次試験(330点満点) 223点 231点 231点 236点 220点

1次試験の合格者平均は、1年ごとに上下降を繰り返しているのにもかかわらず、2次試験平均にはそれほど顕著に現れてはいません。注目したいのは、H.29入試の1次、2次試験の合格者平均が、共に直近5年間で最も低いということです。もちろん問題が難しくなると平均点は下がるのですが、受験者数が減少傾向にあり、克つ合格者平均が下がるとなると「もしかして易しくなっているのでは」という思いが湧いてきます。

もう少し検証してみないと・・・

次回のブログでは、駸々堂テストのデータ分析に取り組みたいと思います。

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