附属池田中学校の入試は、附属天王寺中学校の合格発表の翌日(1月20日)に行われます。この日は、附属天王寺中学校の合格者集会が組まれており、附天中合格者は必ず参加しなければなりません。よって附天中合格者が附池中を受験することはできないようになっています。受験者数もその分絞られることになります。ここ数年の受験者数を確認してみましょう。
R.3年入試が257名と最も少なくなっています。この年は、連絡進学入試からの進学者が少なかったため合格者は85名となっており、R.5入試の次に多い年となったため最も易しかった年と言えるかもしれません。その後R.4年R.5年入試と、受験者数はV字回復しています。1次試験で国語、算数を課し、2次試験では、理社から1教科、音・図・体・家から1教科という選択2教科入試となっています。このような選抜方法は、受験生の負担を減らし受けやすいものだとおもいます。次に競争倍率に注目したいと思います。
児童数の減少により、多くの中学校で競争倍率の低下が感じられるようになってきましたが、附池中も例外ではないようです。H.30とH.31入試の倍率の平均が5.04に対し、直近3年の平均が3.33となっており10年以上前の附池中の倍率を知っている人ならその差に驚かれるかもしれません。
次に、合格者の偏差値に注目したいと思います。駸々堂テストのデータをご確認ください。
あくまで4教科の偏差値なので、附池中の選択システムに合致しているとは言えませし、副教科の実技の点数も含まれませんので参考データとして見てもらえればと思います。男子のボーダーゾーンが、58から60までと推察されます。続いて女子です。
女子は、男子以上にハッキリしており、ボーダーゾーンが60から61といえます。63を超えると不合格者が確認できておらず、59以下の合格者も確認できていないことから、幅の狭い範囲で合格者が確定しています。受験者の質の高さを示しているのではと感じます。