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奈良教育大学附属中学校 令和6年入試を占う①
奈良教育大学附属中学校

入試日が2月ということもあり、国立入試の最後を飾る形となります。ただ、新設された一条高校附属中学校と奈良国際附属中学校の合格発表日と入試日が重なることになってしまったため、合格者のうち一条中や国際中に合格が決まった生徒は、規則上、奈良教育大附属中学校には入学できません。そのため、合格者から辞退者を除くと、募集定員を下回るということになり、不足分を追加合格で補うという形がとられています。1日ずらせばこの混乱は避けられるというのに一向に改善されそうにありません。受験生に負担を強いることになるので改善してほしいと思います。

令和5年入試を振り返ってみましょう。受験者数の推移をご確認ください。

 

奈教も他の国立中学校と同様に、附属小学校からの連絡進学者がいますので、定員から連絡進学者を除いた人数分を一般入試として外部募集する形をとります。学校側としても一条中や国際中に何人持っていかれるか分らないため、難しい判断となっているのではないでしょうか。

次に、競争倍率をご確認ください。

 

一条中や国際中が新設されてから、倍率が下がってきていることが分かります。

次に、合格者の偏差値を調べてみましょう。駸々堂テストの結果をご確認ください。

正直、不合格者があまりカウントできていないためボーダー予測が難しいです。ただ私としては、最後にこんないい学校が残ってくれていることに毎年感謝しています。ここまでの入試結果が悔しいものとなっていたとしても、合格を目指し挑戦しやすい学校が最後に控えていることに、生徒ともども何度も救われました。中学校3年間だけの学校ですので、高校受験をもう1度しなければなりません。それをどうとらえるかです。小6生の段階で満足に出し切れなかった力を、もう一度試すことができる。もう一度鍛えなおすことができる。そう考えればお子様の成長につなげることができるのではないでしょうか。

 

 

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