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奈良女子大学附属中等教育学校 令和5年入試を占う③
奈良女子大学附属中等教育学校

 

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昨日、奈良女子大附中から令和5年入試の志願者数が公表されました。

男子 225名(前年より、-31名) 女子 277名(前年より、-33名)

という衝撃的なものでした。令和4年入試では前年より大きく受験者数を伸ばしていただけに、

男子前年比 -12.1%  女子前年比 -10.6% という減少には驚きました。

男女ともに10%前後の減少となったのは、令和3年入試以来のことですが、この時は、男子-10.0%、女子-9.4%であったため、それを上回る減少と言えます。

駸々堂テストでは、これとは全く逆の動きを示していました。直近の特別回と第6回で奈良女子大附中を第1志望としている生徒の人数とその子たちの平均偏差値に注目してみます。2021年⇒2022年の順で

男子 特別回47名(偏差値51) 第6回40名(偏差値53)⇒ 特別回47名(偏差値54) 第6回47名(偏差値53)

女子 特別回58名(偏差値54) 第6回52名(偏差値54)⇒ 特別回64名(偏差値53) 第6回58名(偏差値54)

人数は大きく伸び、偏差値は横ばいという結果となっていただけに・・・真逆の結果に驚かされました。

駸々堂の受験に消極的である、いくつかの大手学習塾からの受験者が減少しているという情報もあり、この辺りが一因かもしれません。駸々堂を受けているのは、奈良女受験者数の2割程にすぎないので予測の難しいところです。

令和5年入試に注目しましょう。

例年、志願者数から少なからず欠席者が出るため、実際の受験者数は減少します。昨年の欠席率は、男子10.5% 女子11.6%となっており、これをもとに令和5年入試の受験者数を予測すると、

男子201名 女子245名

となります。次に、合格者数についてですが、

連絡進学入試の合格者数が、男子19名 女子17名

となっており、昨年に比べて、男子+5名 女子-2名となっています。(男子がここまで多く受かり、しかも女子より多いということに、正直ビックリしました。私の記憶にないことです。)このことを鑑み、令和5年入試の合格者数を、男子51名 女子49名と予測した場合の競争倍率は

男子 3.9倍  女子 5.0倍

となります。(昨年、男子10名強、女子3名前後の追加合格者を出しているので、その分少し多目に合格者を出す可能性があります。)

令和2年入試に近いものとなりそうです。

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