TOPに戻る

見学・相談申込み

ひのき塾ブログ

BLOG

大阪教育大学附属天王寺中学校 令和5年入試を占う②
大阪教育大学附属天王寺中学校

今回のブログでは、来年度の令和5年入試の展望を推測してみたいと思います。

前回のブログで、令和4年入試から新しく導入された教科横断型の検査テストを、「男子は少し敬遠し、女子は概ね肯定的に捉えた」と申し上げましたが、その流れが令和5年入試にどのように表れてくるのかが興味深いところです。

駸々堂テストの第2回から第5回までの動きを直近3年間で比較してみました。比較したのは、附天中を第一志望にあげている生徒の人数とその子たちの偏差値を各年度ごとに第2回から5回までの平均を出したもので、これらを男女別に整理してみました。

男子ですが、2020年から2021年にかけて人数が、63.3人⇒52.8人と大きく減少しており、これが入試本番においても同様の結果になったことは既出のブログでご紹介した通りですが、この人数が2022年度においては、「67人」と大きく増加しており、これは3年間で最も多いものとなっています。令和5年入試の男子は、受験者数が増加しそうです。では、難しくなるのか?この点についてはそれほどでもなさそうです。もちろん人数が増えれば難化するのは道理なのですが、2022年度の偏差値の平均は、さほど伸びておらず逆に3年間で最も低いものとなっています。これは附天中入試の敷居が低くなったともいえ、様々な学力層から挑戦しやすくなったと捉えることもできそうです。副教科実技のテストを廃止し、新しく検査テストに切り替えたことの効果が表れていると言えるかもしれません。

女子は、男子と異なる動きを示しています。2021年入試では、いきなり新しい検査テスト導入の効果が現れた感じでしたが、2022年の駸々堂テストではその勢いを感じることはできません。実は、附天中の女子の受験者数はここ数年減少傾向にありました。男子は増加傾向にありその差が接近していたというのが令和3年入試までの流れであったので、その流れに戻る方向に動きそうな気配です。令和5年入試の女子の受験者数は、令和4年ほどにはならないと思います。では、易しくなるのか?人数が減れば易か傾向に動くのは道理なのですが、受験生の偏差値の平均は昨年より上がっています。一昨年入試に近いものとなりそうです。

大阪教育大学附属天王寺中学校のブログ一覧

コース案内

教室案内

見学・相談申し込みなど
お気軽にお問い合わせください!

メールでのお問い合わせ