「点数だけにとらわれない学び」
「本質的な学び」
「主体的対話的深い学びの実践」
「難しいことをわかりやすく、わかりやすいことをおもしろく、おもしろいことを奥深く そんな授業を実践する」
附天中の先生が発するこのようなメッセージを耳にすると、半世紀以上にわたって人気校であり続ける理由がわかるような気がしました。
その附天中が今変わろうとしています。校長先生が新任され、この1年「学校が変わってきたな」と感じていました。定期テストの実施回数や時期の変更、授業方法の変更など附天中に通う塾生から伝え聞く様子は、やもすれば変化を嫌ってきた従来の附天中とは大きく異なるものでした。
「主体的対話的深い学びの実践」
教育改革に基づく新しい学力観に対応するための附天中の変化は、とても好意的に受け取れるものです。正直ワクワクしてきました。
学校の指導方針がはっきりすれば、その指導方針に賛同し、マッチする生徒を欲するのは当然の流れです。その意味では、今回の入学試験の内容変更は納得できるものです。では、具体的にどのような変更がなされたのでしょうか?変更点に注目したいと思います。
試験日程ですが、
1次テスト 1月15日(土) 午前9時集合 国語(9:30~10:00)60点満点 算数(10:20~11:00)60点満点
1次合格発表 1月17日(月) 午前10時から12時まで(ネット発表+学校掲示)
ここまでは、従来と変わりがありません。(出願期間が12/1~12/13までと長くなり、Web出願となりました。)大きく変わったのはこの後です。
2次テスト 1月18日(火) 午前9時集合 検査Ⅰ(9:30~10:10)検査Ⅱ(10:30~11:10)検査Ⅲ(11:30~12:10)
合格発表 1月21日(金)10時から12時まで(ネット発表+学校掲示)
ところで、検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲとは何者なのでしょう?
「形骸化した副教科実技テストに代わる今までの枠組みにとらわれないテスト」という表現がピッタリかもしれません。
検査Ⅰ・・・自然・理工・ものづくり 40分 70点満点
「主に理科や算数、図工などに基づいた知識や技能、見方・考え方をはたらかせることで解決する問題を出題する。」
といったもので理科を中心に算数、図工の融合問題となりそうです。教科横断する出題には、前もった対策が必要となります。
検査Ⅱ・・・情報活用 40分 70点満点
「主に、社会や理科、算数、国語などに基づいた知識や技能、見方、考え方をはたらかせることで解決される問題を出題する。」
といったもので社会を中心に理科・算数・国語の融合問題となりそうです。こちらも教科を大きく横断する出題となってきますので、前もった対策準備をしておかなければ、試験当日何もできないまま終わってしまうなんてことになりかねません。
検査Ⅲ・・・健康安全・社会生活/文化・芸術 40分 70点満点
「主に、社会や家庭、体育及び、図工、音楽などに基づいた知識や技能、見方・考え方をはたらかせることで解決される問題を出題する。」
といったもので社会をベースに副教科の知識を幅広く盛り込んだ融合問題となりそうです。こちらも同じく教科横断する出題となります。副教科の教科書に基づく知識は必須です。そしてそれをいかに組み合わせていくかがポイントとなります。しっかりとした対策が必要になってきます。
もうお気づきかとおもいますが、国語・算数より検査Ⅰ~Ⅲの方が配点が高いのです。1次試験を合格した後、1次の結果に2次試験の結果を加えての合否判断となったとき、検査Ⅰ~Ⅲの出来具合が大きく影響するということです。この辺りに新しい附天中入試の合格のカギがかくれていそうです。
ひのき塾では、検査ⅠからⅢの対策を早速8月末から始めてまいります。今まで副教科実技対策で学んだことを生かしながら、教科横断型授業に取り組んでいきます。
塾生の皆さん。ご安心ください。そして、是非ご期待ください。感動合格を目指してともに邁進していきましょう。
〈附天中入試の登竜門〉