ひのき塾 上本町教室 2017夏期講習より新規開講!
奈良教育大附属中学校は、併設高校がないため必然的に高校受験が入学後の目標となります。そのため、生徒の勉強への意識は高く、毎年優れた合格実績を生み出しています。ただ、生徒全体の平均レベルが高いため、内申点がとり難くなることを懸念される方も多いようですが、相対評価から絶対評価となったことで、かなり緩和されてるようです。
直近4年の受験者数の平均とH.25入試の受験者数を比較してみましょう。
男子 4年平均…101.5人 H.25…99人 → -2.5人
女子 4年平均…141人 H.25…150人 → +9人
根強い人気ぶりを表していますが、H.26入試では、変化が起きそうです。その理由は、2つあります。1つ目は、青翔中学校の新設です。青翔中学校は、中高6年一貫校として、御所市に誕生します。定員は40名で、多くはないのですが、専願のみの募集で、2月1日入試2月4日発表となることから、2月6日入試である奈良教育大附中としては、青翔中学の影響を少なからず受けそうです。
もう1つは、通学圏の変更です。来年度から大阪府などが通学圏から除外され、奈良県と京都の一部だけとなります。このことによる受験生の減少は必至で、競争率の緩和が期待できます。
入試レベルを分析します。駸々堂テストにおける合格者の70%が出そろう偏差値は、
男子 | H.23 | H.24 | H.25 |
48 | 49 | 53.5 | |
女子 | H.23 | H.24 | H.25 |
49.5 | 51 | 52 |
男女とも明らかに難しくなっています。
合格を勝ち取るためには、どのような勉強が効果的なのでしょう。
奈良教育大附中の入試科目は、
国語(20点、30分)算数(20点、30分)理科(20点、20分)
社会(20点、20分)作文(20点、40分)の合計100点満点
となっており、基本的な出題が多いのですが、時間が短いため、点を取るための作戦力やスピード、正確性が要求されます。また、作文は、書き方のルール等を把握しておくことが大切です。
国立中学入試に対し、的を得た学習を行うのは当然ことですが、速読、作文教室、パズル道場などの学習を併せて行うことが効果的です。