京都教育大附属京都中学校の募集停止を受け、一本化された感のある桃山中学校は、とても人気の高い学校です。附属小学校から希望する生徒をほぼ全員受け入れ、高校進学時にふるいにかけるシステムを採用しているため、中学校の外部募集人数はどうしても少なくなってしまい、毎年高倍率になります。
さて、H.27入試はどうなるのか?占ってみたいと思います。
まず、受験者人数の推移です。女子はここ3年間で
119名→122名→120名と安定しているのですが、男子は
90名→101名→79名となっており、激しく増減しています。受験者数の変化に伴い合格のボーダーラインも大きく動く事からH.27入試を占う上で大切なポイントになります。駸々堂テストに注目してみます。昨年と今年の第4回、5回、6回における桃山中学を志望校にあげている人数を比較してみたいと思います。
4回 | 5回 | 6回 | |
男子 | 43名→23名 | 38名→24名 | 33→25名 |
女子 | 44名→35名 | 49名→25名 | 42名→32名 |
全受験者は、4,5回は昨年に比べて減少しているのですが、6回に関しては昨年より増えています。となると今年度の受験者は、明らかに減少するのではないかと予測できます。つぎに桃山中学校を志望する生徒の偏差値の平均ですが、最も本番に近く志望校と実際の受験校とが一致する生徒の多い第6回を調べてみると、
男子48(昨年51)女子51(昨年52)となっており人数の減少が上位層に多いため平均が下がっていると判断できます。この辺りは駸々堂テストが公表する合格者の平均偏差値からも裏付けられます。
男子54(昨年59) 女子56(昨年56)
やはりH.25入試からH.26入試にかけて、特に男子が易しくなっていることがわかります。本来ならその反動でH.27入試は難しくなるのですが、どうもさらに易しくなりそうな感じがします。これは、男女ともに感じることです。
ただ、注意しなければならないのは副教科の実技テストです。これには十分な対策をしておかないと思わぬ苦戦を強いる場合があります。
来年度より「京都教育大学附属桃山中学校そっくり模試」を行います。毎年、多くの方からご要望を頂いていたのですが、ようやくお応えする準備が整いました。どうぞご期待ください。