先日、大教大天王寺中学校より、H.29入試の志願者が発表されました。
男子197名 女子224名
となっており、男子が200名を切るのは、私の記憶の中では初めての事で、少なくとも直近10年ではなかったことです。
次に女子ですが、今までで最も少なかったのは、H.26入試の225名でしたので、たった1名だけですがこれを下回る形となったため、男子と共に過去最少人数となりました。
また、実際の受験者ですが、例年志願者から3%ほど減少するのでこれをもとにした予想受験者は
男子191名 女子217名
となります。
次に合格者数ですが、これは附属小学校からの連絡進学合格者の数により変化しますので、例年一定ではありません。
仮に、直近5年の合格者数の平均を目安に上げてみますと
男子63名 女子48名
となります。これによりH.29入試の予想競争率は、
男子3.03倍 女子4.52倍
となります。この倍率ですが、
男子…昨年の3.17倍を下回るもので過去最低倍率。
女子…H.28、27入試と同水準。3年連続横ばい。
といえるものです。
「倍率が下がれば合格しやすくなる?」
確かに倍率が下がれば、その分合格しやすくなるというイメージはありますが、実際のところはそうでもないようです。
今までのブログでも申し上げてきたとおり、最近の国立中学入試は、「量が減り質が高まる」という傾向がハッキリしてきています。
11月の末に行われた第6回の駸々堂テストでも大教大天王寺中を志望する生徒の偏差値の平均が
男子…SS59 女子…SS57
となっており過年度に比べて同水準もしくはそれ以上の数値を示しています。
決して合格しやすい状況下ではなく油断大敵です。
最後まで気を抜かずに合格を目指して全力を出し切ってください。
頑張れ!受験生。
2017年度 初めての「そっくり模試」を6月11日に行います。場所は
天王寺中のすぐ近くの興国高校です。試験日当日の交通経路も確認しながら、的中率抜群の模試にチャレンジできます。
副教科の実技テストも行います。
お待たせいたしました。
2017年7月より、大阪市内にひのき塾の「新教室」を開講いたします。詳細は、今後ホームページなどで発表いたします。
まずは、夏期講習から! 是非ご期待ください。