奈良女子大附中のH.28入試が目前に迫ってまいりました。先日、H.28入試の出願者数が発表され概況が見えてきました。
出願者は、

男子273名(昨年比+20名)
女子340名(昨年比-33名)
合計613名(昨年比-13名)

というものでした。例年少なからずの欠席者が出ますので、実際に受験をする生徒は、10%前後少なくなります。受験者予想は、

男子232名
女子312名
合計544名

になるのではないかと思われます。また、合格者数ですが、附属小学校からの連絡進学者が、

男子15名(昨年比ー3名)
女子23名(昨年比±0名)

この辺りからH.28入試の合格者数は、男子70名、女子65名と予測できるのではないかと思われます。この予測よりH.28入試の競争率は、

男子…3.31倍
女子…4.80倍

となります。直近5年間の競争率の平均が

男子…3.66倍
女子…6.12倍

ですので、女子の受験者の減少に伴う競争率の低下が浮き彫りになってきます。

次に、駸々堂テストから分析してみたいと思います。
H.27入試で合格者の70%が出そろう偏差値は、

男子…59.5(前年比+2)
女子…57.5(前年比-0.5)

H.26に比べ、男子は難化、女子は少し易しくなった入試でした。

昨年末に行われた駸々堂テストに注目すると、奈良女子大附中を第一志望にしている生徒は、

男子…218名(+5名)
女子…214名(+14名)

で、この生徒達の偏差値の平均は、

男子…ss55(昨年比±0)
女子…ss54(昨年比+1)

Sコース受験者でみると

男子…ss52(昨年比+8)
女子…ss43(昨年比-1)

男子の受験者のレベルが上がっていることを示しています。これらのことより

[奈良女子大附中H.28入試は、こうなる]

男子…受験者レベルは、ここ数年上がっています。以前は、「奈良女と言えば女子が難しい」という感じでしたが、最近は、ほぼ同じか逆に男子の方が難しいのではと思える点が多く出てきました。

SSHの成功が大きいと思います。

H.28入試でもこの傾向はより強く表れそうです。受験者数の増加も相まって、明らかに難しくなりそうです。

女子…ここ数年女子の受験者の減少が多くなっています。SSHの定着に伴い、奈良女は理系の学校という印象が根付きはじめているように思えます。(いち早くSGHの導入に踏み切るべきです。)H.28入試は、例年に比べ易しくなりそうです。

ご存じのとおり、奈良女子大附中の合否は、表現力によって決まります。駸々堂の偏差値が68の生徒が不合格になり、私共の塾生のように48で合格する生徒もおります。そういった意味では、下剋上合格が狙える学校ともいえます。

ひのき塾は、国立中学受験専門塾です。私どもの塾生の表現力は、他のどの塾の生徒にも負けません。是非ご期待ください。

平常授業にご参加いただく事が望ましいですが、遠方の方や他の習い事との両立が大変な方には、日曜日に行う

「サンデートレーニング」

がございます。詳しくは、HPをご覧ください。
また、ご質問が御有りになる場合は、HPの「お問い合わせ」よりお気軽にご質問ください。

12月4日(日)奈良女子大附属中学そっくり模試 を行います。

詳細は、ホームページにてご確認ください。