早いものでもう10月がやってこようとしています。連絡進学入試まで3か月弱、一般入試まで3か月強というところです。
この時期になると気になり始めるのは、H.26奈良女入試は、いったいどうなるのだろうということです。一般入試におけるここ3年の受験生の推移を調べてみました。
(H.23)865名、
(H.24)819名、
(H.25)781名
受験生が800名を切るのは、H.15以降初めてのことです。
奈良女は、易化傾向にあるのか?
児童数は、緩やかに減少しているので、この点については、もう少し考察しなければなりません。
もう一つのデータを調べてみました。駸々堂テストです。
合格者の70%が出そろう偏差値を調べてみました。
(H.23)男子57.5、女子60
(H.24)男子58、 女子58.5
(H.25)男子59、 女子59
この数値から読み取れるのは、「男子は難化」、「女子は横ばい」その結果「男女差が拮抗してきた」ということです。
量(受験者)は、減少しているが質(偏差値)は高まってきている
と言えるのかもしれません。
では、H.26入試は…
駸々堂テストの気になる数値をご紹介しましょう。
それは、奈良女を第一志望にしている生徒の人数です。第1回から第4回までの平均を昨年と今年で比較してみますと
(男子)51.8名→31名
(女子)79.3名→73.8名
となっているのですが、受験者総数が前年比89%となっているのでこれを加味させると
(男子)46.1名→31名
(女子)70.6名→73.8名
となり、この数値だけを見ると男子と女子は正反対の動きをしており今春までの動きとも正反対であるように見受けられます。H.26入試は、
「男子は易しく、女子は難しくなるのか」
10月の第5回の結果を見てみないと何ともいえないところがありますが、昨年までにはなかった動きですので、気になるデータです。次回、もう少し掘り下げてみようと思います。