奈良女子大附属中学のH.25入試を振り返りたいと思います。
まず、附属小学校からの内部(連絡)入試ですが、
男子28名受験20名合格。女子27名受験20名合格。
というものでした。男女同数の合格者は、もしかすると初めての事かもしれません。(ずっと昔はわかりませんが・・・)特筆すべきは受験者数です。今年度入試の受験者数は、55名でこれは昨年の64名から比べると-9名となっており、ここ数年では、H.22年度の53名についで2番目の少なさだったことです。ただ、この受験者の減少は、今年度だけ(前もってわかっていた)のことで新年度からは、60名前後に戻ると思われます。
次に、一般入試です。昨年651名受験し131名の合格(競争率5.0倍)に対し、今年度は、616名受験し124名の合格(競争率5.0倍)となり、受験者が少なくなった分合格者を減らしたため競争率は、昨年と同じという結果となりました。特筆すべき点は、多々あるのですが、今回は、合格者平均に注目したいと思います。
H.24→H.25において
表現Ⅰ…66.3→76.9
表現Ⅱ…79.3→80.4
合計161.4→173.0
となっており、表現Ⅰがかなり易しくなったため、表現Ⅱ勝負となったところがあります。そのため、国語が得点源となっている生徒には、不利に働いたかもしれません。それにしても最近の奈良女は、SSHの影響かどうかわからないですが、「算数勝負」になってきているようです。「今後もこの方向で行かれるのかな?」
独り言の答えを、次に奈良女の先生とお会いしたときに伺ってみようかと思います。