大教大附属天王寺中学校のH.31入試はどのようなものになるか検証してみたいと思います。
前回のブログでも申し上げたとおり、募集定員の減少は、附属小生の内部進学生の募集定員減少がそのまま反映されたものになっており、外部一般生の募集定員に減少はありません。
ここで駸々堂テストの結果に目を向けてみたいと思います。
現在、今年度の駸々堂テストは、第5回まで終わっており今年度の受験生の動向がある程度つかめてきました。
まず男子からです。第2回から第5回までの駸々堂テストで、附天中を第一志望にしている生徒の人数を、昨年と比較してみました。
第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | |
2017年 | 66名 | 69名 | 68名 | 42名 |
2018年 | 51名 | 50名 | 63名 | 39名 |
回が進むにつれ人数が減少するのは、第一志望が具体化してきたためで毎年の事です。また、昨年に比べて人数が減少しているのですが、その減少幅は回を進むにつれ狭まっており、駸々堂の受験生全体が昨年度より4%ほど減っていることを鑑みれば、第5回で昨年並みにようやく追いついたかなというのが率直な印象です。
ただハッキリしていることは、H.31入試の男子受験生は、
昨年より増えることはない
と言うことです。
次に、第2回から第5回までの駸々堂テストで、附天中を第一志望にしている男子の平均偏差値を、昨年と比較してみます。
第2回 | 第3回 | 第4回 | 第5回 | |
2017年 | 56 | 56 | 57 | 59 |
2018年 | 56 | 55 | 55 | 55 |
昨年度は、人数の減少にともない平均偏差値が上昇しています。これは、成績下位層が第一志望を変更したことを表しており、上位層は動いていないといえます。
ただ、今年度は、人数が減少しても平均偏差値が動かないのです。
これは、学力層に関係なく人数が減少していることを表しており、上位層も減っていると言うことになります。
これは何を意味しているのでしょうか?昨年との大きな違いといえば、
水都国際中学の新規開校です。
バカロレア校の注目度がどの程度のものなのか今後検証していく必要がありますが、現段階において、
H.31附天中男子入試は、受験生の減少に伴い難易度も下降しそうです。
チャンス到来といえそうです。ひのき塾6年生男子諸君。
ガンガン行こうぜ!
次回のブログでは、女子について検証してみたいと思います。