神戸大学附属中等教育学校となって2度の入学適性検査を終え、ようやく概要がはっきりしてきたように思えます。少し分析したいと思います。
まず受験者数です。
一定の通学制限を設けながら、1000名を超える志願者を1度の入検で集めるといった学校は、全国的に見ても稀で、この少子化の中で「凄い」の一言です。
これは神戸大附属というネームバリューだけで為し得たものではなく、勝山副校長先生の手腕によるところも大きいと思えます。 勝山先生と言えば、奈良女子大附属中学を中等教育学校化され「超人気校」に押し上げられた先生です。
神戸大附属の入試問題に、奈良女子大附中の少し昔の入試問題の匂いがするのは気のせいではないはずです。
一般適性検査の実施状況に注目してみましょう。
受験者 | 合格者 | 競争率 | |
H.27 | 700 | 138 | 5.01 |
H.28 | 879 | 161 | 5.46 |
H.28入試は、H.27入試に比べ附属小学校(連絡進学)からの合格者が74名→40名になったため、一般入試の合格者数を
前年比+23名とできたのですが、受験者数も増加したため競争率は前年を上回る形となりました。
H.28入検を男女別にみると
受験者 | 合格者 | 競争率 | |
男子 | 363 | 65 | 5.58 |
女子 | 516 | 96 | 5.38 |
女子の方が男子に比べて多くなるのは国立中学においては珍しい事ではありません。
ただ入学者の男女の人数を同数にしようとすると合格者の数を揃える必要があり、そうなると男女の難易度に差が生じてきます。
神戸大のように、受験者数に応じて合格者数を決める手法は最近の国立中学では多く用いられているように思います。
ただ、神戸大附中のH.28の実際の入学者数は、男女がほぼ同数(男子39名、女子40名)となっており、これは偶然か否か質問してみたいところです。
次回のブログでは、適性検査の得点状況について分析したいと思います。
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7月18日に
「神戸大附属中学そっくり模試」
を行います。
テスト内容や時間、会場などを試験日当日にできるだけ近づけた他に類を見ない模試となっております。また、テスト問題の解説も当日に行います。
「大教大附属天王寺中学校」の合格者数と合格率において共に「奈良県№1」である「ひのき塾」が満を持して行う「神戸大附中そっくり模試」を是非一度ご検討ください。(詳細は今後HP上で公開させて頂きます。)
*定員に達し次第締め切らせて頂きますので予めご了承ください。